導入事例株式会社コピンピア

株式会社コピンピア(岐阜県)

事業転換を促進させるキーデバイス

株式会社コピンピアは、1974年の創業以来、建設関係などの図面複写および製本に関連するサービスを幅広く手掛け、岐阜の本社を皮切りに、名古屋・大垣・一宮と営業所を拡大してきた。さらに時代の変化に対応しながら、CAD入出力サービス、ファイリングサービス、グラフィックプリント加工サービス、そしてオンデマンドプリントサービスへと事業内容を拡充させる中、活躍しているのがimagePRESS C7000VP / C6000である。

キーパーソン

導入の目的(事業の変革)

手書き図面の青焼きからCADデータ出力へと時代の変化に対応する中で、20年ほど前にMacの出力にも対応し、大判プリンターによるグラフィックプリント加工サービスを行うグラフィック部門を立ち上げた。これが現在事業の大きな柱の一つになっている。その一方で、CAD入出力サービスやファイリングサービスは、顧客の内製化が進んだことより減少の一途をたどっている。そこで、三年ほど前まではCADやファイリング部門に専任の営業担当者を配置していたが、現在は主力のグラフィック部門とオンデマンド部門に専任者を配置し、経営資源を集中させている。
また今後の成長を考えて、図面に関連する建設業に留まらず、サイン・ディスプレイに関連する広告代理店および看板業へと業種を拡大しているが、さらに幅広い顧客にアプローチしてゆく必要があり、そのためのシステム拡充が必要になる。

導入の決め手

オンデマンド事業は伸びしろも大きく、グラフィック部門に次ぐ柱に育てる方針であり、そのためのシステムの選択は慎重に行った。同業社から情報を得るとともに実機での検証を重ね、色の再現性や生産性など全般的な処理能力の高さが決め手となった。imagePRESS C7000VPの導入後間もなく数十万枚単位の仕事が入ったが、スムーズに処理することができた。その後順調に受注量が増えてきたことからimagePRESS C6000を追加導入し、生産体制を強化した。また、モノクロ専用のオンデマンド機を導入したことでカラー機を含むオンデマンド事業全体の生産効率を上げることが出来た。この間、仕事量に応じたメンテナンスやオンデマンド事業の営業展開に関するキヤノンのフォロー体制にも大変満足している。

導入後の変化

印刷会社との新たな関係が始まった

従来は複写関連のビジネスが主体であり、印刷会社からの依頼や印刷ビジネスへの取組みはあまりなかった。本格的なオンデマンド印刷機である imagePRESS C7000VPを導入したことにより、印刷会社から仕事を依頼されるようになった。印刷会社から顧客に商品として納品されていることが品質への自信につながり、新たな先に営業することができるようになった。

複写・製本関連業務は現在売上の約25%を占めるが、今後の成長は見込めない。それに対してグラフィック部門とオンデマンド部門は、対前年比で二桁成長を示している。グラフィック部門は、立ち上げから約20年で売上の約40%を占めるまでに成長しているが、オンデマンド部門はそれを凌ぐ勢いで、導入後4年ほどの間に売上の20%を占める位置づけになっている。その大きな要因の一つが印刷会社からの受注増加であり、オンデマンド印刷機を導入している印刷会社からの受注も増えている。

顧客を創る取組みができるようになった

新たな顧客を開拓するためのプロジェクトチームを結成している。その理由は、オンデマンド印刷は幅広い顧客にアプローチできる反面、“グラフィックプリント=看板業へのアプローチ”のような営業先と方法の分かり易さがないからである。的が絞りにくいから営業しにくい、だから数字を作り易いものから営業してしまう、といった苦手意識への流れを無くし、会社全体の取組みに展開し、事業拡大を図ることが目的である。現在、プロジェクトチームは5名の選抜メンバーで構成し、専門コンサルタントの指導を受けながら仮設立案・実施検証・企画提案といった実践的な活動を通じて事例を共有している。営業担当の23名が各自目標を持って行っている新規アプローチできっかけを掴んだ場合、プロジェクトメンバーがツールを持参して同行し、提案営業につなげるといった取組みも行っている。新規顧客で分かったことは、オンデマンドはスピードがポイントと考えていたが、実際は品質と対応面を評価いただいているということである。

ビジョンとPOD

新規営業活動とWebの両輪で稼動

オンデマンド印刷機の製本機能を活用することにより、中綴じ製本を安価に提供できる分、従来普通紙で行っていたところをコート紙に変更するなど、顧客満足度を向上させる対応が可能になる。今後も顧客対応とサービスの質の向上を図ってゆくための設備強化を進めてゆく。グラフィック部門では、耐久性に優れた水性ポリマー素材を使用するラテックスプリンターの活用など、付加価値の高い商材の提供で売上を拡大し、専用工場構想の実現を目指している。一方、オンデマンド部門はこれまでに培った提案力とWebの受注サイト「レスキュープリント110番」による差別化でオンデマンド事業の伸長を加速させていき、将来的には本社にPOD専用フロアを構築したい。

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