このページの本文へ

XA55 | 特長業務用デジタルビデオカメラ

優れた機動性を発揮する、小型・軽量業務用カメラ XA55

【主な特長】

【特長】

1.0型4K CMOSセンサー搭載、4K UHD 30P、フルHD60P/60i記録可能

1.0型CMOSセンサー&映像処理プラットホームDIGIC DV 6

図:1.0型4K CMOSセンサー&DIGIC DV 6

有効約829万画素(3840×2160)、1.0型のCMOSセンサーを搭載。高品位で表現力豊かな映像表現を実現します。大型1.0型センサーと映像処理プラットホームDIGIC DV 6の組み合せにより、低照度でも明るく低ノイズで撮影できる高感度を実現しました。

4K UHD 30P、フルHD60P/60i記録可能

4K UHD(3840×2160)映像を30Pで記録可能。フルHD記録時は60Pまたは60iで記録可能です。放送用途向けフォーマットであるMXF、または汎用性に優れたMP4でSDカードに記録できます。

フォーマット コーデック 解像度 カラーサンプリング
/ビット深度
ビットレート フレームレート
59.94P 59.94i 29.97P 23.98P
XF-AVC
(MXF)
MPEG-4 AVC/H.264 3840×2160 4:2:0
/8bit
160Mbps - -
1920×1080 45Mbps
MP4 3840×2160 150Mbps - -
1920×1080 35Mbps -
17Mbps -
1280×720 8Mbps - - -

リレー記録/同時記録

2基のカードスロットを装備。指定したカードがいっぱいになったら、自動でもう一方のカードに切り換えて撮影を継続できます。また、同じ映像を2枚のカードに同時記録することで、撮影と同時にバックアップを確保することが可能です。

3G-SDI端子/HDMI端子搭載。4K記録時にフルHD60i出力が可能

図:4K記録時にフルHD60i出力

業務用映像機器と高い親和性を発揮する3G-SDI端子を搭載。3G-SDI端子とHDMI端子からは、4K UHD記録時にフルHD60i出力が可能で、放送用途にも対応します。また、HDMI端子は再生時の4K UHD出力に対応しています。

記録設定 撮影時出力 備考
解像度 フレームレート 解像度 フレームレート カラーサンプリング ビット深度
3840×2160 29.97P 1920×1080 29.97P 4:2:2 8 bit -
59.94i
1280×720 59.94P XF-AVC記録時のみ
23.98P 1920×1080 23.98P -
59.94i
1280×720 59.94P XF-AVC記録時のみ
1920×1080 59.94P 1920×1080 59.94P 10 bit -
59.94i
1280×720 59.94P
59.94i 1920×1080 59.94i XF-AVC記録時のみ
1280×720 59.94P
29.97P 1920×1080 29.97P -
59.94i
1280×720 59.94P
23.98P 1920×1080 23.98P
59.94i
1280×720 59.94P
1280×720 59.94P 1280×720 59.94P MP4記録時のみ

広角・高倍率を実現した4K対応光学15倍ズームレンズ搭載

光学15倍ズームレンズ

イメージ:光学15倍ズームレンズ

35mmフィルム換算焦点距離約25.5-382.5mm、光学15倍ズームレンズを搭載。多群ズーム方式を駆使することで、1.0型CMOSに対応しながらも、小型・スリム化を実現しました。狭小空間での取材・制作をはじめ、さまざまなシーンに対応が可能です。非球面レンズ2枚を採用。数多くの放送用レンズを開発してきた光学技術を投入し、ズーム全域で画面中心から周辺までの4K画質を実現しています。最短撮影距離はワイド端で約10mm、ズーム全域で約600mmです。9枚羽根虹彩絞りを採用し、円形に近い美しく自然なボケ形状が得られます。奇数枚の9枚のため、回折光が拡散し柔らかい光芒を実現します。

  • 手ブレ補正が「ダイナミック」以外のとき。「ダイナミック」設定時は約28.3-424.6mmになります。
図:9枚羽根虹彩絞り

独立3濃度NDフィルター

図:独立3濃度NDフィルター

3濃度(ND1/4、1/16、1/64)を選択可能な回転式のNDフィルターを内蔵。日差しの強い屋外での撮影でも絞りを開き、背景のボケを活かした印象的な映像を記録できます。また、意図的に低速シャッターを活用し、独特のブレ感を演出したいときにも有効です。

マニュアルリング

写真:マニュアルリング

マニュアルリングはフォーカス調整とズーム調整の切り換えが可能。指先の微妙な感覚を活かし、画角やピントをすばやくコントロールできます。フォーカス設定時、AF中でもマニュアル操作によるピントの微調整が行えるほか、メニューにてリングの操作方向の変更、感度(応答性)の設定(3段階)も可能です。

グリップズーム/ハンドルズーム※1

カメラ本体と別売のハンドルユニットHDU-3にシーソー式のズームキーを搭載。カメラ本体のグリップズームはズーム速度を「VAR(操作量に応じた可変速度設定)」「CONST(固定速設定、1~16段階)」から選択・設定することが可能※2。さらに、各モードにおけるスピードレベルを3段階で設定でき、きめ細かなズーム操作が行えます。

  • ※1
    ハンドルユニットHDU-3(別売)使用時。
  • ※2
    ハンドルズームは「CONST」の設定のみ可能です。

4K撮影をサポートするデュアルピクセルCMOS AF

革新的なAFテクノロジー

EOS MOVIEやCINEMA EOS SYSTEM で評価の高い像面位相差AF技術を採用。CMOSセンサー上の1画素を2つのフォトダイオードで構成。2つの画像信号を検出し、位相差AFを行うことにより、コントラストAFより高速なピント合わせを実現し、シビアなピント精度が求められる4K動画撮影をサポートします。AFエリアは画面内の縦横約80%をカバーし、AF枠をタッチ操作で直感的に指定することが可能です。

  • メニューの「コンバージョンレンズ」が[切]以外の設定時、赤外撮影時、デジタルズーム領域ではコントラストAFとなります。
イメージ:HDRイメージ
イメージ:SDRイメージ

タッチAF/顔検出AF

タッチパネルを使ったAF枠の指定のほか、顔優先AFまたはフェイスオンリーAFによるピント合わせも可能。これらを組み合せることで、狙い通りにAF撮影が行えます。

図:タッチAF/顔検出AF

AFの動作特性をチューニング可能

写真:AFの動作特性をチューニング可能

AFスピードを3段階で設定できます。また、AFレスポンスも3段階で設定でき、被写体抜けや障害物が入り込んだ際、AFをすばやく追従させるか、粘ってから追従させるかをチューニングできます。

AFブーストMF

AFモードはコンティニュアスAFと、手動で大まかに調整すると合焦付近は自動調整するAFブーストMFを搭載。不確実な調整動作を行わないため、コンティニュアスAFより安定した調整が可能です。

デュアルピクセルフォーカスガイド

図:デュアルピクセルフォーカスガイド

マニュアルフォーカス時、デュアルピクセルCMOS AFの距離情報を利用したフォーカスガイドを表示することが可能。合焦状態はもちろん、非合焦状態の前ピン/後ピンを視覚的に確認できるため、ピント合わせがスムーズです。

手ブレ補正

4K対応、5軸方向手ブレ補正

  • ハンドルユニットはオプションです。
図:5軸方向手ブレ補正

光学式+電子式の手ブレ補正機構を搭載。上下左右補正に加え、光軸回転補正、縦回転補正、水平回転補正が可能です。不安定な歩き撮り時も画像歪みを大幅に軽減して見やすい映像に補正する、「ダイナミック」モードを搭載。滑らかな防振制御を実現し、自然で安定した映像を記録できます。また、「スタンダード」モード、テレ側での定点撮影に有効な「パワードIS」も搭載しています。

画質調整機能

ルックの設定

スタンダード、ニュートラル、Wide DR 、モノクロから制作意図に応じたルックを選択することが可能です。ルックの選択後に、シャープネス、コントラスト※1、色の濃さ※2を調整して撮影することができます。

  • ※1
    Wide DRのときは設定できません。
  • ※2
    モノクロのときは設定できません。
ルック ルックの特長
スタンダード 動画の基準画質設定。 強コントラスト
解像感重視
オートDレンジ
ニュートラル 業務機用の映像表現で、自然な解像感に最適化した画質設定。 中コントラスト
自然な解像感
ポスト処理にも適したエッジ処理
Wide DR 広いラチチュードを持つガンマとガンマに合わせた色再現。 低コントラスト
自然な解像感
ダイナミックレンジ(800%)
モノクロ 白黒になります。 スタンダードのモノクロ版

Wide DR

図:Wide DR

ルック設定にWide DRを搭載。ITU-R BT.709をベースに高輝度部を滑らかに圧縮することで、800%のダイナミックレンジを実現しました。階調が自然で、白とびの少ない高画質映像を記録できます。ポスト処理を必要とせず、撮影したままのデータを使用することができる一方、広いダイナミックレンジがあるため自由度の高いカラーグレーディングが可能です。

赤外撮影

赤外撮影(INFRARED)モードを搭載。別売のハンドルユニットHDU-3にIRライトを内蔵、別途照明やフィルターなしで手軽に赤外撮影が行えます。赤外撮影時も画面周辺の光量低下が少なく、明るい映像を得ることが可能。赤外撮影色は白と緑から選択できます。

液晶モニター・ファインダー

3.0型約46万ドット液晶モニター(静電容量方式タッチパネル)

図:3.0型約46万ドット液晶モニター(静電容量方式タッチパネル)

液晶モニターに3.0型約46万ドットの静電容量方式タッチパネルを採用し、設定がスムーズかつ快適です。タッチ操作、十字キー操作、どちらでも使いやすいように改善した新しいUIを採用。検索性にすぐれたメニュー階層で素早く快適に撮影設定できます。

0.24型約156万ドット相当チルト式ビューファインダー

図:0.24型約156万ドット相当チルト式ビューファインダー

ビューファインダーは約156万ドット相当、視野率100%。高精細な表示により、マニュアルフォーカスでも厳密なピント合わせが可能です。上方約45°のチルトが可能で、ウェストレベルやローアングルでも自然な姿勢で接眼できます。

マイク・オーディオ機能

音声記録方式

カメラ本体に内蔵ステレオマイクとマイク端子(プラグインパワー対応)を搭載。MP4記録時はAAC 16bit 2CHに加え、高音質リニアPCM 16bit 4CHにも対応しています。XF-AVC記録時はリニアPCM 24bit 4CHで記録可能です。

XLR入力端子

ハンドルユニットHDU-3(別売)装着イメージ
写真:0.24型約156万ドット相当チルト式ビューファインダー

別売のハンドルユニットHDU-3に2系統のXLR入力端子を搭載。内蔵マイク(2CH)で周辺の音を録音しつつ、レポーターのピンマイクで1CH、インタビューを受ける人のマイクで1CHの計4チャンネル使用。チャンネルごとに入力設定し、人の声はメリハリよくハッキリとさせ、周辺の音を自然で邪魔にならない程度にミックスするなど、柔軟なオーディオ設定が可能です。

リモート

多機能リモートコントローラーに対応

リモートコントローラー RC-V100
写真:リモートコントローラー RC-V100

リモートコントローラーRC-V100(別売)に対応。画質調整をはじめとする主要な機能を、離れた場所から操作することが可能です。