
XC10による撮影の様子
まず、手になじむ感じが良かった。カメラを構えたり、被写体からカメラを外して胸に抱えたりする動作もすぐに馴染みました。助監督の経験からか、現場でキャストがメイキングのカメラなどに気を取られ芝居の妨げになることは嫌だったので、小さなボディーのXC10に変更したのは有効だったと感じています。また撮影現場はカメラ、ライトの位置が決まって、さらにマイクが入って、メイキングのカメラポジションは一番最後となります。現場のスペースによっては小型のXC10じゃないと撮れなかったショットもありましたし、軽くて収まりがいい分、機動力がすごく良かった。一脚を付けて俯瞰で撮る場合にも、モニターの角度が動かせるので、総合的に今回の現場と相性が良かったと思います。
すべての機材も小さなカメラバッグに収まり、4個のバッテリーで1日は十分持たせることができました。またセカンドカメラとして使用していた私物の5D Mark IIとバッテリーの規格が一緒だったのでそれも便利でしたね。
操作については、タッチパネルも比較的シンプルでわかりやすかったし、悩むことはありませんでした。一つだけカスタムした点としては、内蔵マイクだとメイキングでは被写体までの距離が遠くなるので、指向性の高いSHUREのVP-83を取り付けて使用しました。