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複数台のプロジェクターを使って大ホール向けの最適配置を実現株式会社富士通システムズ・イースト



業種:ITサービス| 従業員規模:3,000〜9,999名 | 成果:業務効率の向上

富士通グループのSE集団として、これまでに7,000社以上の幅広い業種のお客さまにICTソリューションを提供してきた富士通システムズ・イースト。
同社では、2015年5月の本社移転にともない、500人を超える社員を収容できる大ホールの設置を計画、併せて検討されたのが大きなホールに適したプロジェクターの導入でした。詳しい導入の背景や選定の決め手、導入効果などについて、総務統括部長の小島氏にお話しをうかがいました。

導入背景大ホールの約500名を相手に細かい資料を開示したい

お客さまのニーズや社会情勢を的確に把握し、コンサルティングから企画・提案、設計・開発・テスト、保守・運用までをワンストップで提供する富士通システムズ・イースト。世界に通用するソリューションベンダーを目指す同社では、アクセシビリティーの向上によるグループ企業とのさらなるシナジーも視野に入れ、2015年5月、東京都文京区から品川地区に本社オフィスを移転。新たな国際ビジネス拠点として注目を集める品川に本社機能を置くことで、グローバル化がより一層加速すると考えたのです。移転にあたり、新オフィスには大ホールを設置することが決定、大画面に美しく投写できるプロジェクターの導入も同時に検討されました。 総務統括部長の小島氏は、次のように語ります。「当社では、月に一度、500名ほどの幹部社員を集め、連絡事項や商談事例についての報告会を行っています。そこで、一度に全員を収容できる場所とともに必要となるのが、大勢の人々の前で細かい資料をきれいに映し出せるプロジェクターの存在。テレビ画面では小さくて限界があるので、はじめからプロジェクターありきで考えていました」。以前からこうした会議の際にはプロジェクターを使用していた同社。しかしながら、従来のものは小さな文字が見づらく、接続も面倒だったといいます。移転を機に、これらを解消できる機種が求められていたのです。

選定理由圧倒的な高画質と短焦点、ネットワーク対応が選定のポイント

「SEという仕事柄、業務の遂行にあたっては、社内やチーム内で情報共有しながら進めていくことが基本となりますし、その際に共有される情報はソースコードや設計図など細かいものばかり。プロジェクターの選定にあたっては、小さい文字も大画面に明るくきれいに投写できること、接続が簡単であることなどを条件に考えていました」。3社の製品が候補に上がる中、最終的に選ばれたのがキヤノンの製品でした。「キヤノンさんに呼ばれてデモを見せてもらったところ、今まで見たことのないような画質の美しさにとにかく驚きました。ただ、デモ時は小スペースでの投写だったので、果たしてもっと大きく映した場合にどうなのだろうという心配もあったんです。そこで後日、実際の使用環境、使用サイズ(150インチ幅約3.2m)で投写してもらったところ、そうした不安は全くの杞憂だとわかりました。画質に加え、短焦点で設置できること、ネットワークモデルなので面倒な配線なしに簡単につながることも大きなポイントでしたね」。普段は5つの会議室として別々に利用しながら、月に一度の幹部会議の際にはそれらの間仕切りを取っ払い、大ホールに。そんな同社の事情に合わせて提案されたのが、5台のプロジェクターを同時に使用するスタイル。普段使いで使用するプロジェクターも併せて、WUX6000×5台とWUX400ST×5台の計10台の導入が決定しました。

導入後の成果画質や設置の簡単さなど社員からの評価も上々

「従来は会議のたびに複数のプロジェクターの配線をし直したり、1回の設営に30~40分はかかっていましたが、現在は天吊りで常設していますし、ネットワーク配信なのでパソコンとの接続も不要。極端なことを言えば自席で投写の準備をしてピント調整するだけでよいので、たとえ多めに見積もってもトータルで5分もあれば準備完了といったところです」。設営に必要な人員も、従来の4人から1人へ。また、以前は配線が露見していたところ、常設設置で配線が隠されたことで見栄えもよくなったといいます。

「社員からも評判は上々で、まだ設置していない会議室にも同じものを増設してくれという要望が出ているほど。というのも、やはり画質の素晴らしさに尽きますよね。例えば、他社の製品だと夜空がただ真っ暗に表現されるのに対し、キヤノンさんの製品は同じ夜空の中にもちゃんと雲があることまでちゃんとわかる。発色もいいですし、肉眼で見えるものがちゃんと忠実に再現されるんです。それと、ネットワーク経由にも関わらず、操作のレスポンスがいいことも社員たちの間では評判です」。世の中の多くのプロジェクターが100Base-T対応である一方、キヤノンのインターフェースは1000Base-T対応。回線速度一つとっても、性能の違いが現れています。

今後の展望さらなる増設も視野に、より一層の高品質化に期待

社員たちの声を受け、今後はさらなるプロジェクター増設も考えているという小島氏。今回導入した機種に最大限の評価を与えつつも、ランプの耐久性、交換頻度など未知の部分に対しては懸念も忘れず、果たしてどの程度照度をキープできるのか、機体ごとにばらつきが生じるようなことがないかについては、今後の課題として引き続き注力していくと語ってくれました。

また、将来欲しいプロジェクターは?という質問に対しては、「現状の美しさは保ちつつ、軽くて小型でカバンに入れて持ち歩けるプロジェクターが欲しいですね」と語る一方で、「大きいのはさらに美しくなってほしいし、ここまで高性能になってくると、プレゼンの良し悪しがプロジェクターの画質や明るさで決まってしまうこともあるように思います。テレビだってこれだけどんどん進んでいますから、プロジェクターもさらなる高画質化、高輝度化、大画面化、省エネ化を期待したいですね」と小島氏。高画質、短焦点に加え、ネットワーク投写という特長の活かし方を示してくれた富士通システムズ・イースト。
同社の事例は、プロジェクターの可能性そのものといえるかもしれません。

株式会社富士通システムズ・イースト

事業内容:システム企画・コンサルティングシステム構築サービス、業種・業務別パッケージ開発、アウトソーシングサービス

所在地:東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス

※本記事は取材時(2015年4月)のものです



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