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これからのクリエイターにふさわしい先進的な学習環境を整備東京コミュニケーションアート専門学校



業種:学校・教育 | 生徒規模:1,000〜2,999名 | 成果:顧客満足度向上

全国75校の教育機関を有する滋慶学園グループの一員として、自動車などの工業デザイン、広告・グラフィック、ゲーム、マンガなど幅広い分野で即戦力を育成してきた東京コミュニケーションアート専門学校。
同校では、校舎のリニューアルにあたり、3種類、計11台のプロジェクターを新たに導入し先進的な学習環境の整備を図りました。 導入の背景や決め手、導入効果などについて副校長の大竹氏とグループ内のテクノロジー関連を担う株式会社国際教育センターの高田氏にお伺いしました。

導入背景学校運営に不可欠なプロジェクターを校舎リニューアルを契機に一新したい

1988年、東京都江戸川区で開校して以来、産学連携教育を旗印に、長年にわたって業界が求める人材を養成してきた東京コミュニケーションアート専門学校。カーデザインやグラフィックデザイン、ゲーム、マンガといったクリエイティブ・エンターテインメントの分野を専門領域に、通常は2年制の多い専門学校の中で3年制教育、4年制教育に力を入れている点が非常に特徴的です。同校では、開校30周年を契機に、校舎を全面リニューアル。それにあたり、検討していたのが、以前から使用してきたプロジェクターの買い替えです。副校長の大竹氏が語ります。

園長 白輪氏

「プロジェクターが必要不可欠な場所としては、まず、来訪者に対して学校を紹介する場合や特別講師として企業に講師をお願いしたり、学生に発表してもらったりする際に使用するプレゼンテーションルームが挙げられます。また、本校では、年間40社を超える協力企業から出される課題に対し、学生なりの感性で解決のためのアイデアを考え、提案する学習手法を取り入れて、コンセプト、クリエイティビティ、プレゼンテーションという3つの能力を即戦力レベルで身につけるための実践教育を展開しています。教室でも、ソフトウェアの使い方をはじめ、先生の操作を見て学ぶことが非常に多いため、プロジェクターでの大画面表示が必須となっていました。リニューアルを機に、これらのプロジェクターを最新のものに刷新しようと考えたのです」。

選定理由製品力と親身な対応への信頼が新規導入においても一番の決め手に

校舎をリニューアルする前も、キヤノン製のプロジェクターを使用していた同校。以前の製品をそのまま使用するという選択肢はなかったのでしょうか。

「プロジェクターは年々性能が進化するとともに、5、6年前までは3,000ルーメン以上だと非常に高価だったのが、現在は比較的導入しやすくなっています。多くの人が来訪するプレゼンテーションルームの場合、プロフェッショナルな製品を使っていることで対外的なアピール効果も大きいですし、学生たちにとってはデザイン等を学ぶにあたって色味は非常に大切なポイントです。反射型液晶パネル(LCOS)を採用するなど画質に力を入れているキヤノン製品への信頼は厚く、これまでも親身に相談に乗ってもらってきたキヤノンMJに新規のご提案をいただいたのです」と語るのは、設備担当の高田氏。

プレゼンテーションルームには7,000lmの高輝度と光源寿命約20,000時間の高耐久を両立した高画質レーザーモデルを2台、教室には液晶モニターと併用する形でコストパフォーマンスに優れた4,200lmの機種を8台、加えてプロジェクター専用教室に高耐久&高輝度レーザーモデル1台の導入が決まりました。「その他、今回はキヤノン製品以外にもモニターや音響システムを同時に導入することになりましたが、それら周辺機器も含めてキヤノンMJに一括してお願いしました。以前は製品ごとにバラバラに仕入れたこともあるのですが、一元的に管理できた方が問い合わせ先も一つですし、トラブルが起きた場合の原因の特定もよりスムーズだと考えました」。

導入後の成果明るいところでも見やすく耐久性にも優れることから高評価を獲得

高田氏が続けます。「新しいプレゼンテーションルームは横に広く、人もよく入るようにして設計していますので、明るいところでもはっきりとした映像を投写する7,000lmの高輝度レーザーモデルを2台設置し、大人数にも対応できるようにしました。そして、特にこだわったのが信頼性です。学外からの来訪者も多くいらっしゃるということで頻繁にトラブルがあっては困るというのが1つ。また、以前もプレゼンテーションルームにプロジェクターを設置していたのですが、ランプ交換といっても一度機械自体を天井から外してまた取り付けてとかなりの労力で、気をつけて作業をしなければ事故も起こりかねないことから、悩みの種となっていました。その点、レーザーモデルは約20,000時間メンテナンスフリーで、ランプ交換の手間が大幅に減るためとても魅力的でした。今回、プレゼンテーションルームは蛍光灯の下でも絵が明るく綺麗に映るブラックスクリーンにしたのですが、想像以上にきれいな映りで、教職員や学生からの評判も上々です。また、教室は40人を収容するために縦長のつくりとなっており、中間モニターを天井につけることで対応しています。以前の教室でも、学生さんの座る場所によって見え方に差があることが課題に挙がっていましたので、今回中間モニターを設置することでより一層授業への理解度も高めることができたのではと思っております。こちらも輝度的には十分で、非常に好評です」。

今後の展望理想の環境づくりをともにするパートナーとしてキヤノンMJには引き続き期待したい

今回のリニューアルに際してアメリカの先進企業などを視察し、「クリエイティブな仕事にはコミュニケーションが大切」という想いを抱いたという大竹氏。これからのクリエイターにふさわしい校舎づくりをともにしたキヤノンMJという存在について「私たちの課題をきちんと理解し、非常に親身になってお手伝いいただいているので、それが一番ですよね。それがなかったら、お願いしていないかもしれません。教育は、いわばサービス業。理想の環境づくりを行うパートナーとして大変信頼を寄せています」と語ってくれました。そして、キヤノン製品ならびにキヤノンMJへの今後の要望としては「やっぱりキヤノンといえばレンズ。そこを柱に、これからの人の生活やさらなる豊かさにつながるモノづくりをぜひ引き続き行っていただきたいですし、そのためにうちの学生で協力できることがあれば、ぜひ協力させていただきたいです」と大竹氏。アート、デザイン分野における専門学校の草分けとして、業界を牽引し続ける同校の取り組みに今後も注目です。

東京コミュニケーションアート専門学校

1988年開校。各業界との強力なネットワークの下、デザインやゲームをはじめとする「クリエイティブ・エンターテインメント」の分野で優秀な人材を輩出しています。

所在地:東京都江戸川区西葛西5-3-1

※本記事は取材時(2019年9月)のものです



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