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石田 尚志「絵と窓の間」プロジェクター

画家/映像作家である、石田 尚志 氏によるタカ・イシイギャラリーでの5年ぶり3回目の個展「絵と窓の間」。本展では作家としての出発点であった16mmフィルム、そしてタブローとビデオによる最新作を通じ、複合的な視点によるイメージの探究を行っています。
展示空間の壁一面に映し出される映像作品のために、キヤノンPOWER PROJECTOR 4K600Zが使われました。

イベント概要

ジャンル
メディアアート
実施時期
2018年10月20日(土)~11月17日(土)
営業時間
11時~19時
  • 定休日:日・月・祝祭日
所在地
タカ・イシイギャラリー 東京
東京都港区六本木6-5-24 3F
ご利用機種
4K600Z
4K600Z

代表インタビュー

この個展で表現されている作品や、キヤノン4Kプロジェクターが選ばれた理由、使用感を映像作家である石田 尚志 氏にお聞きしました。

Q
今回の個展や作品で表現したかったことは何でしょうか?
A

ドローイングアニメーションの技法で日々描いては撮影するという行為を続けるなかで、刻一刻と移ろう光の美しさや、自分自身が描く線の予期せぬ展開に驚きながら、生成と崩壊を繰り返す空間そのもの残そうと思いました。
また、4Kの映像をあえて16mmフィルムで再撮してインスタレーションとして同じ展示空間で展示上映し、現像やプリントが難しくなっているメディアと新しいメディアの光を併置させ、その光の差異から、映像の本質について考えてみようと思いました。

Q
今回の個展でキヤノンPOWER PROJECTOR4K600Zを使って実現できたことは何でしょうか?
A

これまで経験することのなかったようなリアリティーです。
映写されている壁の直ぐ近くまで寄っても、まるで自分が撮影をしていた室内空間かと見紛うようなアクチュアリティーでした。特に、16mmフィルムの映写機も組み込まれたインスタレーションでしたので、実際の部屋がそこにあるかのような4K映像と、フィルムの激しい明滅の物質的光との対比はとても豊かな経験でした。

Q
今後キヤノンPOWER PROJECTORに期待されることは何でしょうか?
A

現代美術における映像表現も100年前のアヴァンギャルド映画も、そして実験映画やメディアアートの歴史も、機材の発明と発展、その拡張の歴史そのものだったと思います。
このプロジェクターが表現者達にとってより身近なものになれば、表現しようとする内容そのものに大きな影響を与えるかもしれません。そのくらい美しいものでした。
若い作家たちにも出会えるチャンスがふえると素敵だと思います。

  • キヤノンPOWER PROJECTOR4K600Zは、4,096×2,400のリアル4Kパネルを搭載しているため、細線や質感の表現にこだわった臨場感のある映像表現が可能です。

石田 尚志 氏

1972年東京生まれの画家/映像作家。多摩美術大学准教授。線を一コマずつ描いては撮影するドローイング・アニメーションという手法を用いて、空間のなかに増殖する線や移動する点といった運動性を介入させ、空間の質をさまざまに変容させるインスタレーションを発表している。近年の主な展覧会として、シャルジャ・ビエンナーレ13「Tamawuj」(2017年)、あいちトリエンナーレ(2016年)、茨城県北芸術祭(2016年)、「石田尚志 渦まく光 Billowing Light: ISHIDA Takashi」横浜美術館/沖縄県立博物館・美術館(2015年)、堂島リバービエンナーレ「Little Water」(大阪、2013年)、「ダブル・ヴィジョン-日本現代美術展」モスクワ市近代美術館/ハイファ美術館群(2012年)、「キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま」兵庫県立美術館(神戸、2012年)、「MOTコレクション:サイレント・ナレーター それぞれのものがたり [特集展示] 石田尚志」東京都現代美術館(2011年)、「アーティスト・ファイル2010-現代の作家たち」国立新美術館(東京、2010年)、Mediations Biennale「Beyond Mediations」(ポズナン、2010年)、「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流」東京都写真美術館(2009年)など。2007年五島記念文化賞新人賞受賞。1999年「部屋/形態」が「イメージフォーラム・フェスティバル 1999」で特選を受賞。

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