購入前に知っておきたい基礎知識
「明るさ」
プロジェクターの明るさは「lm(ルーメン)」で表示
明るさ(輝度)の単位「lm(ルーメン)」は、その値が高ければ高いほど、明るくなります。使用するスクリーンや、投写する空間の規模が大きくなるほど、よりルーメンの数値が高いプロジェクターが必要になります。また、プロジェクターの映像は、外光や部屋の照明が点いている状態では視認性が低下します。そのためにまずは、部屋の大きさと投写時に照明が落とせるかどうかで、プロジェクターの明るさを選ぶことをおすすめします。
■設置環境と明るさの目安
設置環境・環境 | 収容人数 | 明るさの目安 |
---|---|---|
ホール・講堂 | 100人以上 | 6,000lm以上 |
大会議室 | 50~100人 | 5,000~7,000lm |
中会議室 | 20~50人 | 3,000~5,000lm |
小会議室 | ~20人 | ~3,000lm程度 |
スクリーンの大きさと、プロジェクターの明るさの関係
同じプロジェクターを使用した場合、スクリーンのサイズが大きくなるほど投写画像は暗くなります。これは、スクリーンサイズが2倍になると、投写面積は4倍となり、明るさが4分の1になるためです。同様に、スクリーンサイズを3倍にすると、面積は9倍になるので、明るさは9分の1になります。これは、ズームレンズを使って投写画像の面積を変える場合でも同じです。
つまり、大きなスクリーンでも同じ投写画像の明るさを得るには、より高輝度のプロジェクターが必要になるのです。例えば、5,000lmのプロジェクターで100インチに投写した時と同じ画像の明るさを得るには、120インチなら7,200lm(5,000lmの約1.44倍)、80インチなら3,200lm(約0.64倍)のプロジェクターを選ぶ必要があります。
※外光や部屋の照明環境が同条件下の場合。
