記憶の定着

-なぜ写真をプリントするのか-

蓄積されていく膨大な記憶。
数え切れない写真が記憶を断片的につないでいく。
画面で見る写真はまだ、浮遊する記憶のカケラ。
今の時代、その中で写真を完成させることはできる。
だが「完成品」ではない。
記憶のカケラを丹念に蘇らせ、プリントという物質へと導く。
これにより記憶は定着する。写真は初めて完成品になる。

記憶の定着 語り合い

記憶の定着にご登場いただいた写真家たちが
ゲストを迎えてトークを繰り広げる番外編。
写真家たちは何を思い、何を語るのか。

野村恵子 × 川島小鳥 「こんな陽は、写真の話をしましょう。」

NEW野村恵子 × 川島小鳥

「こんな陽は、写真の話をしましょう。」

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野村 恵子 (のむら けいこ)
兵庫県神戸市生まれ。写真専門学校卒業後、渡米。LA,Santa Feにて写真を学ぶ。1999年に沖縄をテーマにした写真集「DEEP SOUTH」を発表。日本写真協会新人賞、東川賞新人作家賞を受賞。女優を撮り下ろした写真集に「月刊満島ひかり」など、雑誌を含め出版物にも多く関わっている。2019年、写真集「Otari-Pristine Peaks 山霊の庭」で林忠彦写真賞を受賞。国内外で個展、グループ展も多数開催。現在、沖縄を拠点に活動中。
川島 小鳥(かわしま ことり)
1980年生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品に「BABY BABY」、「未来ちゃん」、「明星」、谷川俊太郎との共著「おやすみ神たち」、「ファーストアルバム」、「道」、「violet diary」、小橋陽介との共作「飛びます」、「おはようもしもしあいしてる」、「まほう」がある。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。
西野壮平 × 梶川由紀 「写真家の疑問符」

NEW西野壮平 × 梶川由紀

「写真家の疑問符」

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西野 壮平(にしの そうへい)
1982年、兵庫生まれ。歩くこと、旅を通して得た個人的体験をもとに作品を制作している。2005年写真新世紀にて優秀賞(南條史生選)、2013年日本写真協会新人賞、Foam Talents Call 2013、2016年さがみはら写真新人奨励賞。2018年MAST Foundation Photography Grant受賞。主な展示にDAEGU PHOTO ビエンナーレ(2010年、大邱、韓国)、日本の新進作家展vol.10(2012年、東京都写真美術館)、フェスティバル Images Vevey(2012年・ヴェヴェイ、スイス)Of Walking グループ展(2013年、Museum of Contemporary Photography、シカゴ)「New Work: Sohei Nishino Exhibition」個展(2016年、サンフランシスコ近代美術館、アメリカ)などがある。
梶川 由紀(かじかわ ゆき)
フランス、パリ、マレ地区にあるヨーロッパ写真館(Maison Européenne de la Photographie:通称MEP)の設立に、唯一の日本人キュレーターとして携わる。その準備の過程で、展示室の設計、コレクション、企画運営など、パリ市立の美術館としてのノウハウを学ぶ。帰国後、何必館・京都現代美術館キュレーターとして、同館にて写真部門を立ち上げる。アンリ・カルティエ-ブレッソン、サラ・ムーン、エリオット・アーウィットなど、国内外の展覧会企画をまとめ、写真集の編集も手がける。写真に限らず、海外と日本のアートの橋渡し役として奮闘。執筆活動もこなす。2022年、自身のブランドthe editを設立。アーティストとのつながりを生かしプロダクト制作を始める。