記憶の定着 -なぜ写真をプリントするのか- インタビュー #02 写真家 公文健太郎 2020.11.20

蓄積されていく膨大な記憶。
数え切れない写真が記憶を断片的につないでいく。
画面で見る写真はまだ、浮遊する記憶のカケラ。
今の時代、その中で写真を完成させることはできる。
だが「完成品」ではない。
記憶のカケラを丹念に蘇らせ、プリントという物質へと導く。
これにより記憶は定着する。写真は初めて完成品になる。

動画を再生
PRO-G1
PRO-G1
公文 健太郎
公文 健太郎 (くもん けんたろう)
1981年生まれ。雑誌、書籍、広告で活動しながら、国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。現在、川や半島など土地の特徴と人の暮らしのつながりを探るシリーズを制作中。2012年、日本写真協会賞新人賞。写真集・著作に『ゴマの洋品店』、『耕す人』、『暦川』、『地が紡ぐ』などがある。2020年12月に日本の半島をテーマにした新刊を刊行予定。