多くの文書が行き交う仕事の現場では、プリンター/コピー/スキャナー/ファクスが1台に集約された複合機は欠かせません。ただ、SOHOや小規模店舗などでは、設置スペースの問題などから、高速で高品位なプリントが行えるレーザー複合機は導入できないと思っていませんか。
そんなことはありません!
A4対応のレーザー複合機なら、比較的コンパクトなボディーで、プリンター/コピー/スキャナー/ファクスの4つの機能を利用可能。なかでも、キヤノンの「Satera MFP」の最新モデルは、シリーズ初の無線LAN対応で、設置の自由度もこれまで以上に向上しています。そんな、小規模ビジネスユーザー待望の小型レーザー複合機「Satera MFP」の最新モデルに迫ってみました。

キヤノンの最新A4カラーレーザー複合機「Satera MF8380Cdw」は、SOHOや小規模店舗などでも導入しやすい省スペース設計。ドキュメント業務に必要なプリンター、コピー、スキャナー、ファクスの機能を1台に凝縮していることはもちろん、配線不要な無線LANや、スキャンデータやファクスをファイルサーバーなどにネットワーク転送できる「SEND Lite」機能を新搭載するなど、さらに使いやすく進化しています。
キヤノンのA4カラーレーザー複合機の最新モデル「Satera MF8380Cdw」。
ドキュメント業務に必要なプリンター、スキャナー、コピー、ファクスの機能を1台に凝縮している キヤノンのレーザー複合機「Satera MF」シリーズは、ビジネスの現場で必要となるプリンター、コピー、スキャナー、ファクスの4つの機能を1台に搭載したオールインワン複合機だ。SOHOや店舗などの現場では、設置スペースの問題から、家庭向けのインクジェット複合機などを使用していることが意外に多いが、家庭よりもシビアにプリント速度や品質が求められるビジネス用途では性能的に少し物足りないと感じることも多いだろう。
そこで注目したいのが、ビジネスシーンでもっとも多く活用されているA4サイズの用紙に対応したレーザー複合機だ。ここで紹介する「Satera MF8380Cdw」も、そんなA4対応のカラーレーザー複合機。コンパクトなボディーでありながらも、インクジェット複合機に比べて圧倒的に速い印刷速度と、高品位な文書印刷が行え、小規模ビジネスの現場でもカラーレーザープリンターの持つ恩恵を存分に受けることができるのだ。
ドキュメント業務に必要なプリンター、スキャナー、コピー、ファクスの機能を1台に凝縮している キヤノンのレーザー複合機「Satera MF」シリーズは、ビジネスの現場で必要となるプリンター、コピー、スキャナー、ファクスの4つの機能を1台に搭載したオールインワン複合機だ。SOHOや店舗などの現場では、設置スペースの問題から、家庭向けのインクジェット複合機などを使用していることが意外に多いが、家庭よりもシビアにプリント速度や品質が求められるビジネス用途では性能的に少し物足りないと感じることも多いだろう。
そこで注目したいのが、ビジネスシーンでもっとも多く活用されているA4サイズの用紙に対応したレーザー複合機だ。ここで紹介する「Satera MF8380Cdw」も、そんなA4対応のカラーレーザー複合機。コンパクトなボディーでありながらも、インクジェット複合機に比べて圧倒的に速い印刷速度と、高品位な文書印刷が行え、小規模ビジネスの現場でもカラーレーザープリンターの持つ恩恵を存分に受けることができるのだ。

ビジネス向けの複合機ながら無線LANにも新対応。コンパクトさだけでなく、配線の面でも設置の自由度が高まっている
また、「MF8380Cdw」は、Satera シリーズとしては初めて無線LAN(IEEE802.11b/g/n)に標準対応している。これまでのように、パソコンとの接続にUSBケーブルやLANケーブルがいらないので、電源と電話回線が取れる場所であれば、ネットワークの都合を考えなくていい。めんどうな無線LAN接続も、簡単接続のWPSに対応しているので、対応する無線LANルーターやアクセスポイントをお使いであれば、ボタンひとつで接続設定が行えるのだ。




キヤノンのA4カラーレーザー複合機の最新モデル「Satera MF8380Cdw」。ドキュメント業務に必要なプリンター、スキャナー、コピー、ファクスの機能を1台に凝縮している。給排紙やトナー交換もすべてフロントアクセスになっているので使いやすい。排紙部には125枚までのプリント済み原稿をためておける
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ビジネス用の複合機に求められる条件は、第一に、大量の印刷作業を手早く行えることだろう。複数枚の書類をコピーしたり、スキャンすることは日常的によくあることだが、カバーを開けて1枚、1枚原稿を読み取らせるというのは非常に非効率だ。それによって、お客さんを無駄に待たせてしまうようなことがあれば、ビジネスとしては致命的にもなりかねない。
そこで活躍するのが、複数枚の原稿を自動で読み取ってくれるADFだ。「MF8380Cdw」は、最大50枚までの原稿をセットできるADFを上部に搭載しており、ADFに原稿を設置して、スタートボタンを押すだけで、大量の原稿を一気にコピー/スキャンできる。連続複写速度は、A4カラー、A4モノクロとも20枚/分と、レーザー複合機ならではの高速さだ。
また、このADFは両面読み取りに対応しているのもうれしい点だ。両面に印刷された原稿を一度にコピー/スキャンしたい場合でも自動で両面を読みとってくれるので、手間と時間を大幅に削減できる。しかも、読み取った両面原稿をそのまま両面印刷したり、2ページ分や4ページ分の原稿を1枚の用紙に収める「2 in 1」「4 in 1」などの集約コピーにも対応。応用コピー機能を使えば、用紙を無駄に使わずにすみ、用紙の経費を削減できるだけでなく、エコにも貢献できるのだ。
気になる印刷コストもリーズナブルな部類に入る。標準トナーカートリッジを使用した場合、A4普通紙へのモノクロ印刷は3.82円/枚、A4カラー印刷は16.75円/枚となっている。ブラックのトナーカートリッジ418VP(2本パック)を購入すれば、モノクロ3.09円/枚、カラー16.02円/枚と、さらに印刷コストを抑えることも可能だ。
そこで活躍するのが、複数枚の原稿を自動で読み取ってくれるADFだ。「MF8380Cdw」は、最大50枚までの原稿をセットできるADFを上部に搭載しており、ADFに原稿を設置して、スタートボタンを押すだけで、大量の原稿を一気にコピー/スキャンできる。連続複写速度は、A4カラー、A4モノクロとも20枚/分と、レーザー複合機ならではの高速さだ。
また、このADFは両面読み取りに対応しているのもうれしい点だ。両面に印刷された原稿を一度にコピー/スキャンしたい場合でも自動で両面を読みとってくれるので、手間と時間を大幅に削減できる。しかも、読み取った両面原稿をそのまま両面印刷したり、2ページ分や4ページ分の原稿を1枚の用紙に収める「2 in 1」「4 in 1」などの集約コピーにも対応。応用コピー機能を使えば、用紙を無駄に使わずにすみ、用紙の経費を削減できるだけでなく、エコにも貢献できるのだ。
気になる印刷コストもリーズナブルな部類に入る。標準トナーカートリッジを使用した場合、A4普通紙へのモノクロ印刷は3.82円/枚、A4カラー印刷は16.75円/枚となっている。ブラックのトナーカートリッジ418VP(2本パック)を購入すれば、モノクロ3.09円/枚、カラー16.02円/枚と、さらに印刷コストを抑えることも可能だ。
※ISO/IEC 19798に基づき、A4普通紙に片面連続印刷した場合のトナーカートリッジ印刷可能枚数より算出。用紙代含まず。税別

上部には両面対応のADFを搭載しているので、大量のコピーやスキャンも一度に行える。もちろん、ADFを搭載したカバーを開けば、フラッドベッドタイプのコピーやスキャナーとしても利用可能だ

トナーは、4色それぞれに分かれたドラム一体型カートリッジになっているので、メンテナンスもラク。消耗品がこのカートリッジだけで済むのは手軽だ
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パソコンいらずで、USBメモリーに保存されたデータを直接プリントアウトできるダイレクトプリントにも対応している
さらに、このエリアには、両面印刷コピーや集約コピーなどの印刷設定が手軽に行える「用紙節約コピー」ボタンのほか、パスワードでの本体認証により、取り忘れや取り違えによる情報漏えいを防止する「セキュアプリント」ボタンを搭載。「MF8380Cdw」が搭載している便利な機能を手軽に活用できるようになっているのだ。


操作パネルに搭載された液晶画面は、5行の漢字表示が可能なだけでなく、紙詰まりやトナー切れなどが発生したときには、アニメーションで解決手順を表示してくれる。バックライトも搭載しているので、薄暗い場所に設置しても表示をしっかりと読み取れる

操作パネルの右サイドには、大きめのショートカットキーが用意されている
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ネットワークを活用して「MF8380Cdw」を効率的に使うための機能も充実している。その中核となるのが、今回新搭載された「SEND Lite」機能だ。この機能は、スキャンした書類を直接ファイルサーバーに転送・保存したり、登録したメールアドレスに添付して送信してくれるというもの。取引先からの資料や見積書など、紙ベースの資料を簡単に文書化してパソコンなどに保存できるので、メンバー間での情報共有もやりやすくなる。
いっぽう、複数メンバーでネットワークプリンターを利用する際に気をつけたいのがセキュリティーだ。重要な文書をプリントアウトする場合だけでなく、プリントしたこと自体を忘れて放置してしまったり、誤って別のメンバーが出力した書類を取り間違えたりと、ちょっとしたミスから情報漏えいが発生しかねないからだ。このようなミスを防止するための機能として、「MF8380Cdw」にはパスワードを入力しなければプリントが出力できないようする「セキュアプリント」機能が備わっている。あらかじめこの設定を行っておくだけで、出力した本人しかプリントアウトできないようになり、安心して利用できるようになるのだ。同様に、ファクスの誤送信というのもよくあるミスだが、ファクス番号を2度入力しないと送信されない誤送信防止機能も搭載しているので、ミスを大幅に減らすことができる。
いっぽう、複数メンバーでネットワークプリンターを利用する際に気をつけたいのがセキュリティーだ。重要な文書をプリントアウトする場合だけでなく、プリントしたこと自体を忘れて放置してしまったり、誤って別のメンバーが出力した書類を取り間違えたりと、ちょっとしたミスから情報漏えいが発生しかねないからだ。このようなミスを防止するための機能として、「MF8380Cdw」にはパスワードを入力しなければプリントが出力できないようする「セキュアプリント」機能が備わっている。あらかじめこの設定を行っておくだけで、出力した本人しかプリントアウトできないようになり、安心して利用できるようになるのだ。同様に、ファクスの誤送信というのもよくあるミスだが、ファクス番号を2度入力しないと送信されない誤送信防止機能も搭載しているので、ミスを大幅に減らすことができる。

付属のCD-ROM には、「SEND 設定ツール」が収録されている。このソフトからネットワークを使った「SEND Lite」機能の設定を簡単に行うことができる

パソコンからプリントする際のドライバー画面では、セキュアプリント設定が可能。この設定を行っておけば、パスワードを入力しない限り出力内容がプリントされなくなる。プリントの取り間違えなどを簡単に防止できるのだ
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このように、カラー印刷も可能な「MF8380Cdw」は、小規模ビジネスの現場におけるさまざまなドキュメントニーズに応えられる小型のレーザー複合機となっている。フロントアクセスで設置スペースを最小限に抑えられるほか、無線LAN機能を内蔵したことで、設置の自由度が向上しているのもうれしい。また、ネットワークをフル活用するための新機能「SEND Lite」機能によって、より効率的な作業が可能になっている。ドキュメント業務の効率化を考えている小規模ビジネスの方に、ぜひとも注目してほしい製品だ。

連続プリント速度 | カラー片面20枚/分、モノクロ片面20枚/分 |
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ファーストコピータイム | カラー17秒以下、モノクロ16秒以下 |
スキャン読取速度(A4) | カラー6秒/枚、白黒3秒/枚 |
ファクス通信モード | スーパーG3、G3 |
最大送信原稿サイズ | A4 |
短縮ダイヤル | 181件 |
ウォームアップタイム | 23秒以下 |
サイズ | 430(幅)×484(奥行き)×479(高さ)mm |
ADF原稿セット可能枚数 | 最大50枚 |
標準給紙枚数 | 250(給紙カセット)+50(手差し) オプション装着により最大550枚 |
本体重量 | 約31kg |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
TEC値 | 0.89kWh |