医療用機器マニュアルの製作コストと作業効率の見直しへ
マニュアル生産ワークフローの自動化を実現
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 導入事例

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

業種
医療用機器の開発/製造/販売/技術サービス
従業員数
5,236人(2020年2月現在)

外注から内製化への転換を可能にした印刷機ColorStream 6700 Chroma

2016年にキヤノングループ入りしたキヤノンメディカルシステムズ株式会社は、世界150以上の国や地域に医療用機器を提供しています。

「CTや超音波装置など、さまざまな医療用機器を扱っている中で、我々の部署は医療用機器のマニュアル印刷や製本を担当しています」と語ってくれたのは、ドキュメンテーション部印刷・製本センター長の八島 成泰氏。同部署では2万種以上におよぶ小ロット・多品種のマニュアル製作を手がけ、今では印刷から製本まで自社で行っています。

そうした作業を、これまでは外注業者にすべて任せていたそうです。しかしある時から、生産体制の見直しを求める声が多くなり始めました。「外注業者とは約20年かけてワークフローを構築してきましたが、社内からは『もっと安く、もっと早くできないのか』という要望が上がってくるようになりました」と八島氏。

現場からの声に応えるべく、印刷・製本の内製化による生産コスト削減とワークフローの効率化を模索していたところキヤノンの連帳デジタル印刷機、ColorStream 6700 Chromaと出会ったのです。

01 導入背景コストとスピード両面の改善を目指して

生産コスト削減とワークフローの効率化を図るには一つの問題がありました。外注運用のままだと作業や価格設定がブラックボックスになっていたのです。ドキュメンテーション部印刷・製本センター主任の兵藤 伊織氏は、「外注している時点ではコスト面やスピード面の要望に応えることができませんでした」と話します。

そこで同部署は、連帳デジタル印刷機に着目し生産フローの自動化を検討してみました。すると、大幅なコスト削減が可能だと分かったのです。

この結果を社内に提案し、最終承認を経て2018年7月にColorStream 6700 Chromaを導入いただきました。

2万種以上におよぶ小ロット・多品種のマニュアル製作を自動化
印刷・製本センター長 八島 成泰氏
印刷・製本センター主任 兵藤 伊織氏

02 選定理由使いやすさと手厚いサポート体制

ColorStream 6700 Chromaを選んだ理由を、兵藤氏は2つ挙げています。1つは製品の使いやすさ、もう1つが手厚いサポート体制です。

「製品を導入する際、印刷に関する知識を把握していたのは、スタッフの中では私だけでした。しかし、キヤノンPPSさんによるサポートのおかげで、簡単かつスムーズに導入することができました」。

さらに兵藤さんは、「印刷から製本までのワークフローを自動化できるところにColorStream 6700 Chromaの強みがある」とも言います。

実際同社では、ColorStream 6700 Chromaと製本機がシームレスに連携し、多品種にわたる注文を効率よく処理できるシステムを構築しています。

03 導入後の効果コストを30%削減し、作業の効率化も実現

ColorStream 6700 Chromaを導入後、生産コストは外注費に比べ約30%減り、作業スピードにおいても成果が見られます。

「外注先では枚葉機を使用していましたが、輪転機の導入により、外注時より約10倍のスピードで印刷できるようになりました」と兵藤氏。

これまで印刷・製本に5日かかっていたものが、内製化後は平均3.5日に短縮できるようになったそうです。

また、作業人員についても、外注時は15人で対応していたものが、今では7人で稼動できるようになったと言います。

04 今後の展望マニュアル検品作業の効率化を図る

新たに構築した受注ワークフローシステムについて、今後は社内文書などにも対応させつつ、マニュアルの検品作業にもうまく活用していきたいと八島氏は言います。

「自動検査装置を導入し、今まで人が目視で行っていたマニュアルの検品作業の効率を上げていきたいと思っています」。

この検査装置と後加工機が連携する検品システムを整えれば、良品だけを生産し続けられ、不良品はリカバリー情報としてワークフローシステムの上流に戻されるので、迅速な再生産が可能になります。

また同社では、ColorStream 6700 Chromaと枚葉機、双方のメリットを活かす形で、品質、コスト、納期の面における最適な活用方法も模索しています。

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