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双方向型のコミュニケーションがこれからの学習スタイルに変革をもたらす日本大学 商学部



業種:学校・教育 | 生徒規模:3,000〜9,999名 | 成果:組織活性化・人材育成

日本大学商学部では、老朽化したキャンパスの整備事業を2007年にスタート。
2009年の新講義棟完成を皮切りに、これまで数年間にわたって段階的にキャンパスのリニューアル工事を行ってきました。そして2015年、新たに改修されたのが、全5室すべてにキヤノンのプロジェクターを配備した図書館2階のグループ学習室。
同学部のご担当者さまに、今回のプロジェクター導入にまつわるお話をお伺いしました。

導入背景みんなが気軽に利用できる学習スペースの整備が課題に

園長 白輪氏

世田谷区砧の閑静な住宅街にある日本大学商学部。同学部では、「滞在時間の長いキャンパス」をコンセプトに、2007年から継続して大規模なリニューアル工事が行われてきました。「なるべく長い時間キャンパスにいて、ゼミやサークルの仲間同士、互いにいっぱいコミュニケーションをとって、それを学習にも活かしてもらいたい。そんな想いの下、とにかく明るく機能的で居心地のいいスペースを意識した環境整備を続けてきました」と語るのは、今回の改修をトータルプロデュースした管財課の課長である高橋アヅサ氏。

確かに、どの棟も光を多く取り入れた設計で、色とりどりカラフルなインテリアはいずれもこだわり抜いたものばかり。CMやテレビドラマのロケ地としても頻繁に使用されるなど、外部からも評判です。そんな中、課題となっていたのが、学習スペースの整備です。「学生同士集まってコミュニケーションが図れるようにと、止まり木的な場所はキャンパス内にたくさん設けてきましたが、どちらかというとOFFタイムを楽しむための空間で、学生が勉強のために気軽に利用できるような場所はまだまだ少ないのが現状でした」。こうして新たに改修された場所の一つが図書館2階のグループ学習室であり、その目玉として導入されたのがキヤノンのプロジェクターでした。

選定理由至近距離から大画面投写でき、画面に直接書き込めるのが◎

「これまでは閉鎖的だったグループ学習室をガラス張りの明るく使いやすい5室に増改修し、図書館のホームページから簡単にWeb予約できるようにして利用促進を図ることにしました。また、同時に導入したのがプロジェクターです」。学生たちがノートPCやタブレットを持ち歩き、互いに小さな画面を見せ合いながら議論するような光景をよく目にしていたことから、管財課では新たに学習室を整備するにあたり、プロジェクターの導入も必須であると考えたのです。

「プロジェクターと言っても、ただ映しているだけのものでは意味がない。グループで話す時、互いにデータを見せ合って情報交換をしながら、しかもそれを成果としてフィードバックできる。そんな双方向型のコミュニケーションができるプロジェクターを選んでこそ、これからの時代にあった学習スタイルを具現化できると考えました。また、グループ学習室はMAXでも5~6名という部屋。コンパクトなスペースの中でいかに見やすいかということも、大きな選定材料でした」。

他社からの提案が先行する状況の中、しかし最終的に選ばれたのは、キヤノンの超短焦点プロジェクターLV-WX300USTi。約60cmという至近距離から80インチにも及ぶ大画面投写ができる上に、投写画面上に直接書き込みのできるインタラクティブペン機能を備えていたことが何よりの決め手になったそうです。

導入後の成果議論がより活性化すると学生たちからも好評価

「11月に貸し出しをスタートしたばかりにも関わらず、非常に反響は大きく、学生からの申込みが殺到して、連日予約でいっぱい。ホワイトボードのように自由に書いたものが自分のPCに反映され、しかもデータとして活かせることに、みんな一様に驚いています。私たち大学関係者も含めて、プロジェクターに対する固定概念を覆されたというか、今までの頭には全くないものだったんです」。

この日、グループ学習室には、学内のゼミ大会の準備のため、実際にプロジェクターを使ってディスカッションを行っている学生グループが・・・。そこで彼らにプロジェクターを使用するメリットについて尋ねてみると、「これまではホワイトボードに書き込みながらPCで調べて、という二つの作業が生じていました。でも、このプロジェクターを使えば、一つで両方の作業ができる。何よりも、小さなPC画面ではなく、大きな画面に映し出して直接書き込めることで、以前よりも議論が活性化しつつあるのを感じますね。資料づくりもはかどります」という答えが返ってきました。

今後の展望周囲の反応を見ながら教室など他の場所へも使用拡大

単一方向の情報伝達しかできなかった時代から、今や双方向にやりとりができる時代へ。コミュニケーションが一変することで、次々と新しい可能性が生まれてくるプロジェクター。日本大学商学部におけるその存在価値は、学生たちの間で確固たるものになるでしょう。今後の展開は?という問いかけに対し、「学生の感想を聞きながら、必要に応じて台数を増やしていきたいですね」と語る高橋氏。

そして、少し先の話だと思いますが・・・と前置きしつつ、「今後は、通常の講義での使用も視野に入れながら、双方向型のプロジェクターをどう活かしていくかを考えていきたいし、本学の今後の学びを左右する大きな検討材料だと思っています」と話していただきました。

今回のグループ学習室の他にも、ICTを駆使し、テーブルを自由に動かせるアクティブラーニングルームや約120台のPCを配備したサイバースペース・コスモスなど新しい学びの空間を次々と整備する日本大学商学部。これからの理想のキャンパスのあり方を模索する、その先進的なチャレンジに期待です。

日本大学 商学部

商学部教育内容:環境に柔軟に対応できる人材の育成。ビジネスの理論と実践に関する専門的知識を習得し、ビジネス社会をリードできる人材を育成。

所在地:東京都世田谷区砧5-2-1

※本記事は取材時(2015年12月)のものです



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