1976年の設立以来、ショッピングセンター「エスパル」や「ホテルメトロポリタン」「ホテルメッツ」を運営する他、最近では津波で被災した仙台市農業園芸センターの運営にも参画し、トマトの栽培や果樹園の準備も進めている仙台ターミナルビル株式会社。同社では、JR仙台駅東西自由通路の拡幅に伴い、『+(クロス)CITY SENDAI -街・人がクロスする新たな都市-』を開発コンセプトに、駅ビル「エスパル仙台」東館の建設ならびに本館の大幅リニューアルを実施。そんな中、懸案事項となっていたのが、東館に防犯目的で設置するネットワークカメラの選定でした。
総合企画本部マネージャーの足利氏は次のように語ります。「仙台駅は東北地方のターミナル駅として、ビジネスや観光など非常に多数のお客様が利用されることから、私たちのような施設でも警察関係から協力してほしいという要請を受けてカメラ映像を提供することがあり、そうした際には動画から目的の画像を切り出してお渡しする必要があります。そもそも今回の開発は駅を一つの街として捉え、人と人、人と街、そして街と街をつなぐ新たな都市としての生まれ変わりを推進するものであり、働く女性を中心により一層の集客が見込まれていたことから、いざという時のための備えもこれまで以上に盤石にしなければならないと、一から検討することになったのです」。