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復興支援の一助としてフルカラー3Dプリンター環境を地元企業に提供国立大学法人 東北大学



業種:学校・教育 | 生徒規模:3,000~9,999名 | 成果:社会貢献

国内有数の研究設備を誇る東北大学では、1998年、産業・社会の課題解決のためのプロジェクト研究を外部と連携して行う場として未来科学技術共同研究センターを設立した。
同センターでの復興支援の一助として、地元の中小企業への機器開放も推進する中、先行導入した樹脂タイプでは応えられないカラーニーズが出てきたことを受け、次に着目したのがフルカラー3Dプリンターだった。

導入ポイント

  • 人の興味を惹き付けて、理解を進めることができるのはカラーならでは
  • 復興支援として実際にモノづくりをサポートするだけでなく、旗を掲げる、背中を押す役割

導入背景地元の中小企業の事業に協力したい

より効率的な開発が実現できる環境を整えるとともに、廉価で貸し出すことで、地元の中小企業の事業にも協力したいという思いがあった。また、見た目にこだわり、完成品のイメージにこだわればこそ、そこには必ずカラーへのニーズが生まれてくるはずとも考えた。

導入後の成果より一層見る人の興味を惹き付け理解も進むとカラー導入に大きな手応え

サンプルを見た企業の間で大変好評なフルカラー3Dプリンター。
中でも特に受けがよかったのが、仙台市街地の3D地図。カラーデータは陰影がより目立つため、地形が極めてよくわかると好評だ。

想定以上の仕上がりについて
「人の興味を惹き付けて、理解を進めることができるのはカラーならではと実感しました」と語り、続けて「私たちの研究成果を見て、震災で自信を無くしてしまった人、目的を見失ってしまっていた技術者の方たちが、よし、俺もやろうと奮起する瞬間を何度も目撃しました。復興支援といっても実際にモノづくりをサポートするだけでなく、旗を掲げる、背中を押す役割も大きいのだなと実感しました」というコメントを寄せてくれた西澤准教授。さまざまな形式の3Dプリンターが市場に出回る中、今後必要になってくるのはやりたいことに合致した装置を選択することである。
そのためのシミュレーションの場としても最適な東北大学。

今、製造現場で最大限の注目を集めるフルカラー3Dプリンター同様、同大学の社会における役割は今後もますます大きくなっていくに違いない。

国立大学法人 東北大学

創立:1907年6月22日

所在地:宮城県仙台市青葉区片平二丁目1-1

※本記事は取材時(2015年12月)のものです



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