フォトソリューションレポート

上通写真館 熊本県熊本市

伝統と革新を融合し、「鑑賞に堪える写真」を。

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写真館が提供する写真のスタイルはさまざまな拡がりをみせているが、上通写真館は『昔ながらの写真館の写真』にこだわっている。それは、営業写真館が受け継いできたポージングやライティングなどの撮影技術を大切にしながら、進化しつづけるデジタル一眼レフの新しい表現力を活かすことで、『鑑賞に堪える写真』を提供したいと考えているのだ。「たとえば着物のラインを美しく見せるといった“型物”の知識や技術も、最近ではなおざりにされています。せっかく良い表情を捉えても、着物に乱れがあったら表情に目がいかないですよね。その人らしさ、個性や内面を表現するには、そうした細部にも気を遣って撮影すべきだと思うんです」と原田さんは語る。
スタジオではEOS 1D-XとEF85mm F1.2L Ⅱを使用、タングステンによる定常光ライティングで撮影を行っている。「黄色く柔らかな光が、家族のほんわかとした温もりを表現してくれる。タングステンの世界が好きなんです。また1D-Xと85mmの組み合わせは、個人的にベストだと思っています。色の表現が素晴らしく、ボケ味も気に入っています。自分がイメージしている絵に近づけてくれるボディであり、レンズですね」。営業写真師として日々、技術に研鑽を重ね、写真のクオリティを高めていく。その姿勢が、原田さんが撮る一枚一枚に表れている。

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撮影という体験を落ち着いて楽しめる空間。

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上通写真館の店内に入ると、商店街にいたことを忘れるくらい驚くほど静かだ。「アーケードでは土日にはイベントなども行うので、かなりうるさいんですね。そこでしっかり遮音するための壁を作りました。写真館で撮影するという非日常的な体験をゆっくり楽しんでほしいと考えたからです」と原田さん。「ここに来ると落ち着ける」といって立ち寄ってくれるお客さまもいるそうだ。
スタジオは、原田さんがカメラやライトなどの機能を効率よく使えるように設計。さらにインテリアは室内全体をひとつの上質なトーンでコーディネイトしながら、4つの壁面にそれぞれ異なる造作を施すことで、どこからでも撮影できるようにしている。
熊本地震から2年半。上通写真館の営業はようやく軌道に乗ってきたところだという。「写真館として地域の復興に積極的に関わるとともに、写真館だからこそ撮れる写真の価値をより多くの人に伝えていく。ホームフォトグラファーの仕事を楽しみながらつづけていきたいですね」と原田さんは熱く語ってくれた。

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佐直写真館

2006年、株式会社写真館はらだ設立。2014年、熊本市の中心商店街である上通に上通写真館をオープン。九州写真師会連盟 文部科学大臣賞、日本写真文化協会 ハイテクニカルフォトコンテスト1部金賞、日本婚礼写真協会 日本婚礼写真協会会長賞など受賞歴多数。

URL:http://www.shashin-kan-harada.com別ウィンドウが開きます
(上通写真館のサイトへ)

写真:上通写真館
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