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“フルサイズミラーレスの新標準”で撮る。New Photography Style

EOS R6 × Natsuko氏 Theme: “フルサイズミラーレスの新標準”で撮る。

EOS R6 × Natsuko氏

EOS R6は、EOS-1D X Mark Ⅲ搭載センサーをベースに、EOS R6用にカスタマイズした有効画素数最大約2010万画素35mmフルサイズCMOSセンサーを採用。
先進の映像エンジンDIGIC Xのノイズ処理性能も相まって、高感度撮影時もクリアな映像表現が可能です。
さらに、進化したAF性能やボディー内手ブレ補正機能も搭載。フルサイズミラーレスの新標準、EOS R6をウエディングの現場で駆使するのNatsuko氏(2Cconcept/東京都中央区)にお話を伺いました。

操作性がいいから、撮影に余裕が生まれる。

「私は比較的手が大きいほうですけど、女性フォトグラファーにとってはEOS R6のコンパクトさは扱いやすくてうれしい
と思います」
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━ EOS R6を使った感想を教えてください。

そうですね。婚礼撮影では、新郎新婦のお二人から列席者との関係性を事前にお聞きします。それを認識したうえで、当日は「ドラマがどこで発生するか」というのを予測しながら撮っているのですが、EOS R6は操作性がいいので、その分、撮影に余裕が生まれ、表情を狙ったり構図を考えたりすることに集中できます。ダイヤルやマルチコントローラー、そしてコントロールリングを含めて、よく使う機能を割り当ててカスタマイズできるのがいいですね。
私はコントロールリングにISO感度を割り当てているのと、EOS Rにはなかったボディー前面の絞り込みボタンに1.6倍のクロップ撮影を割り当てています。というのも50mmのレンズを使っているときに、やっぱり寄りたいな、でも単焦点の明るさは欲しい。そういうときにクロップを割り当てておくと、今まで2アクション必要だったところが、ワンアクションで操作できます。ズームレンズのように単焦点レンズを使える。いいとこ取りですよね。

常に動きながらの撮影を、進化したAF性能がサポート。

[作例1]EOS R6 + RF85mm F1.2 L USM 1/499sec. F1.4 ISO500
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━ ボディー内手ブレ補正やAF性能はいかがですか。

ウエディングでは三脚を持ち歩けないですし、会場によっては使用できないところもあります。そういう意味でボディー内手ブレ補正があり、レンズの手ブレ補正とも協調制御してくれるのはありがたいですね。フラワーシャワーでは新郎新婦が歩いてくるところを連写で撮るのですが、手ブレ補正や顔や瞳を検出するAFが活躍してくれます[作例1]。
AFの精度はすごく上がってきているので、ピントは機械を信じて、私は全体の構図に留意。安心して安定した撮影が行えます。手持ちでもブレなく撮影できる性能は、失敗の許されないウエディングフォトにとってとても有効です。また、EOS R6は軽いのがいいですね。2台持ちだと披露宴が始まる頃にはちょっと肩が痛くなってくるんです(笑)。軽量化もうれしいポイントです。

暗いシーンでも、感動の表情をざらつきなくクリアに描写。

[作例2]EOS R6 + RF70-200mm F2.8 L IS USM 1/200sec. F2.8 ISO40000
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━ EOS R6は高感度性能も優れています。

はい、それは日々の撮影でも実感しています。最近の披露宴ではプロフィールムービーやエンドロールムービーなど映像を流す方が多いのですが、会場によって間接照明を点けてくれるところもあれば、すべて照明を消す場合もあるんですね。そうなるとスクリーンの明かりだけで撮ることになるので、以前はストロボを使っていました。
ただ感動的な動画をご覧になっているお客さまのことを考えるとそれって迷惑じゃないですか。今はストロボを使わないので、優れた高感度性能には助かります。この写真も映像をご覧になっているシーン[作例2、3]。かなり照明が落ちた状況でも、表情をはっきり捉えてくれる。ISO感度40000まであげても、感覚的にはEOS 5D Mark Ⅳの3200くらいのざらつきで抑えられています。

[作例3]EOS R6 + RF70-200mm F2.8 L IS USM 1/125sec. F2.8 ISO20000 
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自分の感性を活かした、新しいウエディングフォトを。

[作例4]EOS R6 + RF85mm F1.2 L USM 1/249sec. F1.6 ISO3200
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━ EOS R6でどんな写真を撮っていきたいですか。

ウエディングフォトは明るくて楽しくて柔らかい写真が好まれる業界だとは思いますが、私は個人的には、光より影を使った写真が好きなんです。影を活かすことで想像力もふくらみ、写真の中のストーリーも広がっていく。単なる記録ではなく作品として残してあげたいと思います。
私はEOS 5D Mark Ⅳ、EOS Rを使ってきましたが、この進化したフルサイズミラーレスEOS R6は、どう切り取るかということに集中できるカメラです。人生のかけがえのない瞬間に立ち会うウエディングフォトグラファーとして、自分の感性も活かしながら、さらにクオリティの高い写真を追求していきたいです。

[作例5]「マニュアルフォーカスで撮影する際、ピントの位置をモニター上で色判別できるので、とてもわかりやすく、刻印やダイヤなどの繊細な撮影にはとても助かります」  EOS R6 + RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/100sec. F5.6 ISO2500
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Natsuko

Natsuko 氏

大阪芸術大学卒業。カメラは在学中より、独学で学ぶ。2019年、ウエディングフォトグラファー集団 2Cconcept(東京都中央区)のメインフォトグラファーに抜擢。女性ならではのしなやかな目線で「キレイ」を切り取る。陰影の際立つ絵作りを得意とし、クールな作風を好むお客さまから人気を博している。2020年東京都写真館協会写真コンテスト第2部において金賞・新人賞を受賞。

URL:https://2cconcept.co.jp/
(2Cconceptのサイトへ)