印刷・デザイン分野における大判プリンター活用最前線
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より高い付加価値を持った印刷サービスへ |“色のマイスター”が選んだ12色顔料インク大判プリンターの高画質

日本プロセス社長 秀英堂紙工印刷 社長 堀澤 宏氏(イメージ) 日本プロセスと秀英堂紙工印刷は、高品位なポスターやパンフレットの印刷で定評のある製版・印刷会社だ。航空会社や、高級ホテル、ブランド品など、高品質な印刷物を必要とする顧客を多く抱える。また、クリエイターの作品出力や、絵画の複製などの仕事も多い。

「私たちグループ会社は、常により高い付加価値を持った印刷サービスの提供を目指しています。カラー印刷の黎明期から蓄積されたノウハウに基づいた、高度なカラー処理技術が強み」と両社の社長の堀澤宏氏。

日本プロセス 品質保証室 室長 川崎市認定 かわさきマイスター 流石 栄基氏(イメージ) 顧客のイメージ通りの色を再現する技術の中心的役割を担うのが、日本プロセス品質保証室 室長の流石栄基氏だ。同氏のカラー管理技術には、雑誌「ぴあ」の表紙イラストでお馴染みの及川正通氏をはじめ、多くのクリエイターが信頼を寄せる。優れた技術技能を持つ現役の技術技能職者に与えられる「かわさきマスター」にも認定された、いわば“色のマイスター”である。

「色の感性というのは、お客さまひとりひとり異なりますし、抽象的な表現に込められた意味をくみ取ることが大切です。例えば、“明るく”という指示でも、それが明度を意味することもあれば、色の濁りや彩度を意味することもあります。技術に加え、経験と勘、そして素早い判断を下す度胸が必要です」と流石氏。


1975~2009 ぴあ表紙イラストレーション(イメージ)多品種・少量、かつ高品質な新しい価値
日本プロセスが高付加価値印刷のひとつとして提供しているのが、キヤノンの大判インクジェットプリンターimagePROGRAF iPF8100による高画質ポスター出力だ。「インクジェットプリンターによる印刷は、多品種・少量、かつ高品質という新しい選択肢をお客さまに提供するものです。オフセットでは割高になってしまう少部数のポスターも、インクジェットなら、低コスト・かつ高品質に刷ることができます」(堀澤氏)。


imagePROGRAF iPF8100は、12色の顔料インク「LUCIA(ルシア)」を搭載することで、従来のインクジェットプリンターよりも大幅に色再現域を拡大、さらに高画質でも高速な印刷が可能という特長を持つ。「プリンターの選定にあたっては、複数の機種について、カラーチャートや画像を印刷してみたほか、JapanColorとのマッチング、出力速度などを比較しました。その結果、総合的にimagePROGRAFが優れていると判断し、導入を決めました」と流石氏。実務の中で、imagePROGRAFは期待通りの効果を上げているようだ。

学校教材用の美術品の複製では、正確な色だけでなく、作品の質感までもが再現され、美術館の方も驚くほどの仕上がりが得られました。当初は相見積もりの中から受注した仕事でしたが、クオリティの高さが評価され、次からは直接ご依頼を頂いています」(堀澤氏)。「及川正通氏の展示会用のポスター出力では、マット系の紙を使用したにも関わらず、鮮やかな色が再現されたのには驚きました」(流石氏)。

また、出力の速さは生産性の向上に繋がっている。「当初は“多品種少量”ということで、10部程度の印刷を想定していましたが、実際には100部近いご依頼もあります。imagePROGRAFは、高画質でも従来のプリンターの2倍近い速さで印刷できるので、それまで2日かかっていた印刷も1日で終わります」(堀澤氏)。

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関連技術情報
「LUCIA」12色顔料インク 3種類の特色インクによる色域の拡大 イメージプロセッサ「L-COA」 1インチワイドヘッドを搭載 2種類のグレーインクによるモノクロ画質 ストップレスインク交換 80GBハードディスクドライブ搭載 カラーキャリブレーション機能
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