印刷・デザイン分野における大判プリンター活用最前線
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プリンタープルーフがあれば色校正紙は要らない | +DESIGNINGが実現した「プリンタープルーフ」

+DESIGNING編集長・小木昌樹氏(右)と大丸グラフィックス(株)代表取締役・中島弘稀氏(イメージ) +DESIGNINGでは、入稿データに創刊当初からPDFを採用してきた。以前は印刷向けの仕様を備えるPDF/X-1aだったが、現在ではPDF/X-4で運用されている。その結果、デザインアップ時のデータはRGBやCMYKが混在し、画像フォーマットもPSD、TIFF、JPEGとさまざま。到底印刷向きのデータとは言えない内容だが、PDFフォーマットを生成した時点で画像フォーマットの制約は受けないし、印刷直前にはもちろん画像はすべてCMYKカラーに変換される。「編集部もデザインも組版も、少数精鋭でスタッフ数が少ないんですよ。PDF/X-4の採用は効率化を考えた結果です。もうひとつ、入稿から下版までの時間を究極に伸ばす方法が、色校正をなくすことでした」
(+DESIGNING編集長・小木昌樹)

そう、+DESIGNINGのスケジュールには、「色校チェック」という日程が存在しない。もちろん、デザイン専門誌という媒体の特性上、作品提供者の意向や編集スタッフのこだわりから色校正を出すことはあるが、それもインクジェットプルーフか本機校正。一般に身近であろうと思われるケミカルプルーフは一切介在しない。

『+DESINGING』のプルーフワークフロー(1)
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プルーフ出力時のターゲットは、すべて大丸印刷のオフセット印刷機の特性を記述したCMYKシミュレーションプロファイル(ICCプロファイル)を使用することがルールとなっている。もちろん、このワークフロー運用成功の鍵は、大丸印刷の印刷の標準化にある。同社ではJAPAN COLOR 2001に準拠した自社基準の標準化を行っており、カラーマネジメント環境が構築されている。現在はJAPAN COLOR 2007を検討中。

「色校正の日程を取っていないのは、imagePRESS C1+imagePRESS ServerQ1で十分な色の確認ができるからです。弊誌では印刷データのカラー変換に大日本スクリーンの『Colorgenius AC』を使用しています。Colorgenius ACでRGB画像毎にアサインされたRGB→CMYK変換レシピに基き、暗号化されたPDFに含まれるRGB画像を自動的にCMYK画像に変換したCMYKPDFを生成するColorgeniusエンジン搭載の「PDF PrintServer」アプリケーションを標準同梱されていたので、編集部のワークフローにピッタリだったんですね。出力時もあらかじめ作っておいたホットフォルダにPDFをドラッグ&ドロップするだけなので、面倒なプリントオプション設定は必要ありません」(小木昌樹)

Colorgenius ACにアサインされたレシピをPDF PrintServerが変換し、imagePRESS ServerQ1がプリセットされたターゲットのプロファイルに基づいて出力を行う。このワークフローにより、imagePRESS C1からの出力は印刷会社の色校正に近似した結果が得られるようになった。

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