印刷・デザイン分野における大判プリンター活用最前線
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「これって本当に印刷の色!?」と衝撃を受けた「Kaleido」との出会い | 広演色インキ「Kaleido」のプルーフ環境をスムーズに構築するインクジェットプルーファーの条件とは?

株式会社光陽社 生産本部長 千葉達也氏(イメージ)

本社を大阪にもつ株式会社光陽社は、昭和24年に創業された老舗印刷会社である。東京と関西を中心に営業拠点をもち、DTP黎明期から積極的にデジタル化を推進するなど、最新の印刷環境の構築に取り組んできた。とくに、写真画質や印刷の色に対しては、製版を生業としてきた創業当初からこだわりを強く持ち、高品位な印刷物制作を高いレベルで維持し続けている。

こうした背景をもつ光陽社が広演色インキ「Kaleido」を導入したのは、ある意味自然な流れだったと言えるだろう。2005年にKaleidoが発表されてすぐ、その印刷品質を見た光陽社生産本部の千葉達也氏と菅波聡一郎氏は導入を即断する。その第一印象は「すごく鮮やか。これって本当に印刷の色なの!?」という驚きだったそうだ。


「当時から広色域印刷の方法で言えば6色印刷やヘキサクローム印刷、7色印刷などいろいろありましたが、Kaleidoはそのどの方法ともアプローチが違っていました。4色のプロセスカラーはそのままにしてインキそのものの色材を変え、発色を高めて色域が広がることに魅力を感じたんです」(株式会社光陽社 生産本部長・千葉達也氏)
一般的なオフセット印刷インキでは再現できる色域に限界がある。であれば、オフセット印刷インキが苦手な部分を別の色(レッドやグリーン、オレンジなど)で補って色域を拡げようとするのが、多色インキで行う広色域印刷の基本的な考え方だ。しかし、この方法は使用インキ数に見合う枚葉印刷機が必要だし導入しても稼働までに時間がかかる。
対してKaleidoは、イエロー、マゼンタ、シアンに高鮮明顔料を用いた広演色枚葉印刷インキとして登場。プロセスカラーと呼ばれるCMYKの4色だけでAdobeRGBの色再現領域に近づけた印刷を可能にした。すなわち、設備は既存の4色枚葉印刷機をそのまま使い、インキを替えるだけで広演色印刷を実現するため、イニシャルコストの点で他の方法と比較にならないアドバンテージを持つ。

株式会社光陽社 生産本部 生産技術専門職課長 菅波聡一郎氏(イメージ)

株式会社光陽社ホームページ The Favorite(図)

株式会社光陽社が新しい網点構造「Favorite Screening」を用いて行う高精細印刷が「The Favorite」。通常はスクエア(四角形)やラウンド(円形)で再現される網点を二重丸(同心円状)にすることで、AMスクリーニングのメリットであるハイライト部分の滑らかさとFMスクリーニングの利点を同時に再現できる。これは、同社の高いカラーマネージメント環境と管理された印刷濃度のなせる技。新しい高精細印刷のワークフローとして、株式会社光陽社の大きな武器になっている。

株式会社光陽社ホームページ
http://www.koyosha-inc.co.jp/株式会社光陽社のホームページへ


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