これまで2倍だった表示倍率が、最大8倍にアップ。また、5ヵ所から選べた表示位置も細分化され、任意の領域を確認できます。さらに、その倍率と表示位置を3つまでメモリーし、瞬時に切り換えることが可能です。
業務用4KディスプレイDP-V2410
撮影アシスト機能

撮影を効率化する豊富な機能
4K RAW 対応※
4K Cinema RAW映像をディベイヤーし、モニタリングが可能です。従来DP‐V3010で必要だった外部ディベイヤー機器が不要。カメラとの接続は、30P以下の場合3G-SDI×1本、50P、60Pで3G-SDI×2本。少ないケーブルで4K環境を構築でき、撮影時の機動力が高まります。
- ※対応カメラ:EOS C500/C500 PL、EOS C300 Mark II

ACES 4K RAW ワークフロー※
ディスプレイ側にRAWディベイヤー、IDTを搭載し、ACES空間に変換。さらにRRT、ODT処理を行って、撮影現場で4K ACES映像の表示が可能です。また、同じACES上でCDLのデータを共有することにより、オンセットグレーディングと編集室でのグレーディングで出力される信号は色・階調が同じになり、手戻りがない効率的な作業を実現できます。
- ※対応カメラ:EOS C500/C500 PL、EOS C300 Mark II

ARRI社カメラシステム連携
カメラ情報表示
ARRI社のカメラシステムに対応。カメラのメタ情報を使用し、ディスプレイに撮影情報や、エリアマーカー(Frameline)を表示できます。さらにARRI LUTをプリセットしており、取得したメタ情報に合わせて画質設定などを自動的に切り換えて表示することも可能です※。別途LUTを適用する手間や、画質を設定し直す煩わしさを軽減し、映像確認の効率が向上します。

Log Cプリセット/画質モード自動切り換え機能
Log Cをプリセットすることにより、別途LUTを適用する手間や、画質を設定し直す煩わしさを軽減。また、取得したメタ情報に合わせて画質モードなどを自動的に切り換えて表示することも可能です※。
- ※ALEXA SXTカメラシステムに対応。
カメラ情報表示/画質連動機能※
カメラのメタ情報を取得し、その内容を表示※1。複数人での確認に利用できます。さらに、取得したメタ情報に基づき、自動的にディスプレイの設定を切り換える画質連動機能を搭載※2。色温度やガンマ、カラーガマットの設定ミスを防げます※3。
- ※対応カメラ:EOS C500/C500 PL、EOS C300 Mark II
- ※13G-SDI RAW選択時
- ※23G-SDI RAWかつCanon Logモード選択時
- ※3各項目それぞれに連動させるか選択可能。カメラがDCI-P3+またはCinema Gamut設定時は、ディスプレイの色域をITU-R BT.709またはDCI-P3から選択できます。

2-Sample Interleave Division
4Kを2ピクセルごとに分割した4つのサブ画像(2K/HD)として送信する2-Sample Interleave Divisionに対応。ディスプレイ側で結合し、4K表示を行います。さらにスイッチャーとしても機能。最大4系統の信号をそれぞれ2K/HDディスプレイへと出力することにより、DP-V2410と既存モニターを併用した画角の同時確認が可能となります。

2画面表示(2K/HD)
できます。また、1系統のみ接続し、スルーアウトすることで同じ映像を2画面表示・独立設定することも可能。HDRのあり/なしを含むピクチャーモード違い、ピーキング表示のオン/オフなどを比較できます※。
- ※一部個別設定できない機能があります。RAW信号は非対応。
HDMI端子
4096×2160/60Pの映像を1本のケーブルで接続できます。キヤノン製のカメラでHDMIタイムコード出力対応の機器であれば、その内容をディスプレイに表示することが可能です。
CDLプリセット(1~15)/マルチLUT
15個のCDLプリセットを持ち画質モードごとに設定が可能。CDL関連メニューをまとめて「画質設定」に設定し、使い勝手をより向上させました。また、1つのピクチャーモード(User 1~7、Canon Log)に対し、ユーザーLUT を複数(8個)設定可能。ピクチャーモードを変えることなくLUTのみを自由に切り換えられます。
HDR(ハイダイナミックレンジ)表示
Canon Log/Canon Log2やST 2084 信号に対応し、HDR映像のモニタリングが可能。通常の映像では黒つぶれや白飛びしてしまう暗部、明部もディテールのある表示ができます。撮影現場でHDRあり・なしの比較確認や最終画質の確認が行え、映像制作の効率化、色表現や画質向上などに貢献します。
Hybrid Log-Gamma対応

HDR放送の標準規格として準備が進められているHybrid Log-Gamma(Y/RGB)に対応※。本格運用に先立ち、同ガンマによるコンテンツ制作の検討と準備を進められます。
- ※2016年3月時点で公開されている最新のHybrid Log-Gamma規格(ドラフト版)に対応。
波形モニターのHDR対応スケール表示
UHD BLU-RAYやHDR放送に採用されるSMPTE ST.2084、Canon Log~Canon Log 3ガンマのHDR入力信号に応じ、スケール表示を最適化※。HDR制作時の確認が容易になります。
- ※単位はnit(ST 2084時)、%(Canon Logガンマ時)。

波形モニター/ベクトルスコープ

波形モニターとベクトルスコープを搭載。画面上にオーバレイ表示します。波形モニターは信号のレベルを確認するときに表示(種類はY、Cr、Cb、R、G、Bの6種類)。ベクトルスコープはで色差信号(Cb・Cr)の2つの信号をそれぞれX軸・Y軸で表示します。
ピーキング/ズーム

フォーカスの状態を確認しやすくするピーキング機能を搭載。また、画面の中央、またはSingle Input A~Dの1つを選択して、拡大表示※が可能なズーム機能も搭載。高精細な映像制作において、フォーカス調整に有効です。
- ※「4K Input」選択時で、解像度が4096×2160または3840×2160 の場合。
フォルスカラー

入力画像を輝度別に異なる色で表示することによって、カメラの露出合わせをアシスト。白飛び(輝度レベル100%以上)は赤、黒つぶれ(輝度レベル0%未満)は青などの色で表示し、露出状態を視覚的に見やすくします。
オーディオレベルメーター/ヘッドホン端子

信号の音声レベルを画面上にオーバレイして表示します。2、4、6、8チャンネルから選択。ピークホールド、基準レベル設定が可能です。ヘッドホン端子を装備しており、音声をモニタリングしながらレベル確認できます。
フレームホールド/キャプチャー
映像を停止させて表示するフレームホールド機能を搭載。さらに、表示されている映像を画像ファイルとしてUSBメモリーに保存することも可能です。映像信号のみ、または、マーカー、波形モニターなどの映像補助機能やOSDメニューも含めてキャプチャーするかを選択できます。
マーカー機能
マーカー機能にエリアマーカーを追加。矩形の大きさと位置を設定でき、字幕や時間の表示場所を確認するときに使用します。また、多彩な画角でのアスペクトマーカーや、セーフティーゾーンマーカー、センターマーカー、グリッドマーカーの表示機能も搭載しています。