撮影現場に最適な高画質性能を実現するために、新規IPS液晶パネルとそのカラーフィルターに最適化した新規RGB LEDバックライトを採用。放送規格ITU-R BT.709やEBU、SMPTE-C、デジタルシネマ規格DCI-P3はもちろん、次世代放送規格のITU-R BT.2020やAMPASが提唱するカラーマネジメント規格ACESの伝送規格ACESproxy(ACES System Ver.1.0)にも対応しています。
業務用4KディスプレイDP-V2410
画質性能

4K放送/デジタルシネマ対応 高画質
忠実な色再現性
放送・シネマ最新規格ITU-R BT.2020、ACES対応

- ※RGB色度点は完全には包含されません。
[ガマットマッピング]
ITU-R BT.2020の広色域をDP-V2410の色域で表示するため、ネイティブ色域外のデータを最適に表示するガマットマッピング技術を搭載。視覚の特性に基づいて色域外のデータをマッピングするアルゴリズムを開発、搭載し、広色域の画像を最適に表示しています。
[DCI-P3+やCinema Gamutの映像確認が可能]
広色域のDCI-P3+、およびキヤノン独自のCinema Gamut※の色域で撮影・収録された映像素材を表示・確認することが可能です。
- ※可視域のほぼ100%をカバーするキヤノン独自の色域。色相も独自のものであるため、ITU-R BT.709やDCI-P3への変換が必要となります。
高精度ユニフォーミティ
DP-V3010と同等の高精度ユニフォーミティを実現。さらにエンジンの補正フローによって工場出荷時に一台ずつ高精度に調整を行います。また、バックライトとパネルの状態を監視するアルゴリズムを搭載。温度変化や経年劣化による表示性能への影響を抑え、高精度な均一性を実現します。
RGB各色のなめらかで正確な階調特性
RGB各色の濃淡を1024段階で表現する10bitパネルと高精度ディスプレイエンジンの採用で、正確な階調表示が可能です。
PCレスキャリブレーション

経年劣化による色ズレなどが発生した場合にも、PCを使用することなく、他社製の外付けセンサーで短時間に正確な補正が可能です。
4096×2160ピクセル新IPS液晶パネル

4096×2160、アスペクト比17:9の新規パネルを搭載。ハイビジョン放送規格やDCI規格に準拠した信号を、ドット・バイ・ドットで余すことなく表示できます。
2K/フルHDスケーリング機能

2K/フルHD映像をスケーリングする際の補間法を3種類から選択。シェープトレースではジャギーの少ない高品位な表示を実現しました。
コントラスト向上(黒レベル抑制)

「バックライトコントロール」に、黒レベルの上昇を従来よりも抑制する新モードを追加しました。新モードでは黒レベルが維持されるため、黒浮きが少なく、コントラスト比がさらに向上します。
- ※ブースト機能「オン」時は非対応。
コントラスト比2000:1
新規IPS液晶パネルとキヤノン画像処理技術により、コントラスト比2000:1を実現しました。暗部の階調を正確に再現しながら、明部も鮮やかに表示することが可能です。
広視野角

視野角は上、下、左、右89°(コントラスト比10:1以上)。色やコントラストの変化が少ないIPS液晶パネルと最適な光学設計により、視野角による差の少ない映像表示を実現しました。また、屋外や明所での使用も想定し、表面処理にアンチグレアを採用。映り込みや反射を抑えています。
コントラストのブースト機能
明所で使用するときなどに、輝度を上げることが可能です。
- ※オン/オフによってコントラストの設定値が変わります。
バックライトスキャン
新たに「強」を設け、「弱※」「オフ」含め3段階に設定可能。DP-V3010からさらに動画応答性の向上を図っています。
- ※DP-V3010 の「オン」に相当します。