DP-V2411 | 特長

高画質・高輝度

安定した高輝度表示

600cd/㎡(最大輝度・全白輝度)、さらに「ブースト オン」選択時は1000cd/㎡までの高輝度表示が可能。HDR映像確認で必要なダイナミックレンジを十分にカバーし、正確な階調・色を確認できます。また、液晶ディスプレイでありながら黒輝度浮きを低減。高いコントラスト性能を実現しています。

  • 工場出荷時の標準値で、保証値ではありません。また、「ブースト オン」選択時は、バックライトコントロール機能の「ローカルディミング強/弱」の選択ができません。

DP-V2411

入力信号に応じた輝度を安定して表示
画像:DP-V2411

一般的なHDRディスプレイ

明部面積が増加すると輝度が低下
画像:一般的なHDRディスプレイ

多彩なEOTF

放送向けのHDR方式であるHybrid Log-Gammaや、映画制作や配信向けのHDR方式であるPQ(Perceptual Quantization)、Canon Log~Canon Log3など、多様な方式をサポート。また、1D-LUTを8つまでインポートすることができます。

図版:多彩なEOTF

デザインインターフェース

12G-SDI端子

12G-SDI端子(IN/OUT各4系統)を搭載。3G-SDI端子では4本のSDIケーブルを必要としていた4K 60P映像を、12G-SDI対応ケーブル1本で入力できます。また、4系統の4K 60P映像を2Kサイズに縮小し、2画面/4画面表示できるほか、1系統の8K 60P映像を4Kサイズに縮小して表示・確認することも可能です。映像制作の効率化だけでなく、ディスプレイの台数やケーブルの本数の削減、設置の手間やコストの削減にも貢献します。

イメージ:12G-SDI(4K 60P映像×4系統入力)
イメージ:12G-SDI(8K 60P映像×1系統入力)

小型・薄型設計

4K HDRディスプレイでありながら、業務用FHDディスプレイを思わせる幅と高さ、薄さを実現しました。映像制作の妨げにならないノイズレスデザインと相まってオンセット環境にも違和感なく収まります。

可搬性

業務用ディスプレイに求められる堅牢性を確保しながら、軽量化も追及。約12kgという軽さで、撮影現場の異動にも少ない労力で対応できます。また、ケースからの出し入れを容易にするキャリングハンドル(着脱式)も備えており、オンセットでの機動的な運用が可能です。

画像:可搬性

HDRモニタリングアシスト

HDR対応波形モニター表示

波形モニターは、各種HDR信号(PQ/HLG/Log信号)に応じたスケール表示に対応。また、ユーザーが指定した信号レベル外やHDRレンジ以上の部分を着色表示することが可能です。輝度レベルを視覚的に把握でき、HDR映像確認の効率が向上します。

図版:HDR対応波形モニター表示

フレーム輝度モニター

画面内の最大輝度/平均輝度値、およびその遷移を表示。さらに、波形モニターのように輝度分布を濃淡で表現した「輝度グラフ」、HDR領域とSDR領域の輝度比率をグラフで表現した「HDR/SDR比率グラフ」を表示できます。グラフはフォルスカラーと連動した着色表示も可能。またフレーム輝度情報(最大輝度/平均輝度値/タイムコード)をUSBメモリーに書き出すことにより、輝度情報の管理を効率化できます。

輝度グラフの表示例

画像:輝度グラフの表示例

HDR/SDR比率グラフの表示例

画像:HDR/SDR比率グラフの表示例

ヒストグラム表示

入力映像の輝度信号ヒストグラムを表示可能。さらに独自機能としてHDR/SDR比率やピーク輝度/平均輝度を表示できるほか、HDR信号領域の着色表示(フォルスカラー連動)、HDRレンジ以上の領域を警告色で表示できます。HDR撮影における映像信号の輝度分布の状態を視覚的に認識するのに有効です。

ヒストグラムの表示例

画像:ヒストグラムの表示例

フォルスカラー表示

SMPTE ST 2084(PQ)やHybrid Log Gammaの入力信号の輝度に応じて、異なる色を着色して表示。HDRレンジに応じて色分けする輝度範囲を自動調整できるほか、SMPTE ST 2084(PQ)とHybrid Log-Gammaの異なる2種類の輝度範囲を設定し、シーンに応じて使い分けることが可能です。また、HDR領域とSDR領域の輝度境界の設定(100/200cd/m²)や、SDR領域を異なる2種類の色で色分けするなど、輝度範囲をより柔軟かつ簡単に設定・確認できます。

表示例

画像:フォルスカラー 操作性向上/表示改善 表示例

設定画面(例)

画像:フォルスカラー 操作性向上/表示改善 設定画面(例)

オーバーレンジ/2020色域外表示

設定した輝度レンジ以上の領域を赤色で表示(オーバーレンジ)。また、ITU-R BT.2020設定時、BT.709色域やNative色域で再現できない色を赤色で表示します(2020色域外表示)。

  • 領域内はモノクロ表示となります。
画像:オーバーレンジ/2020色域外表示

ピクセル値チェック

HDRコンテンツ制作時、画面内の任意位置の輝度値/ピクセル値を表示。また、画面内の最大輝度を検出し、その位置に移動することも可能。ハイライト部や肌などの輝度値をピンポイントで把握できます。

図版:ピクセル値チェック

マルチ画面表示

比較表示

HDR/SDR比較、User LUTやASC CDLによる調整前後の画像比較が可能。HDR/SDR比較表示は、SDR映像側のコントラスト、色温度、ゲインを調整できます。User LUTによる比較表示は、異なるLUTを4種類まで適応し、4画面表示で同時に比較することが可能です。

  • 4画面表示、かつ、比較対象2/3のいずれかが「オフ」でない場合。

4K/2K映像の同時表示

4K映像信号(12G/6G-SDI)の2画面/4画面表示が可能。また画面左右で異なる周波数やI/P/PsF信号の映像表示にも対応します。これにより、4K映像と2K映像が混在する撮影・編集現場、副調整室などでも効率のよいモニタリングシステムを構築できます。

  • 入力解像度および入力信号のフレームレートの組み合わせにより、表示できない場合があります。また周波数の違いにより映像乱れが発生する場合があります。
画像:4K/2K映像の同時表示

オーディオレベルメーターの複数表示対応

ディスプレイに2画面/4画面で表示する時に、複数端子のオーディオレベルメーターを同時に表示することが可能です。また、オーディオレベルメーター表示の明るさも調整できます。

  • 2画面表示時は、1端子毎に2CHまたは4CH表示、4画面表示時は、1端子毎に2CH表示が可能。
画像:オーディオレベルメーターの複数表示対応

波形モニターとベクトルスコープの同時表示対応

従来、切り換えて表示・確認していた入力映像の波形モニターとベクトルスコープが、同一画面内に同時表示することが可能です。また、それぞれの表示サイズを「大/中/小」で変更できます。

画像:波形モニターとベクトルスコープの同時表示対応

HDR/SDR比較表示、LUT比較表示

HDR/SDR変換、LUT変換後の波形モニター表示対応

従来の入力信号の波形モニター表示に加え、HDR/SDR変換後やUser LUTによるガンマ変換、色域変換後の波形モニター表示が可能になります。

画像:HDR/SDR比較表示、LUT比較表示

HDR/SDR表示時のSDR画質設定

HDR/SDR比較表示時、SDR映像側のコントラスト調整、色温度の変更、ゲイン調整が可能です。

表示例

画像:フォルスカラー 操作性向上/表示改善 表示例

設定画面

画像:HDR/SDR表示時のSDR画質設定を追加 設定画面

運用サポート

Payload ID 画質連動

SDIに付与されるPayload IDの「Transfer characteristics (PQ/HLG/SDR)」「Bit depth (Full Range)」「ICtCp」の自動切り換えに対応します。HDR映像とSDR映像が混在した入力信号に対して、2020/709、PQ/HLG/SDRの識別ができるため、入力映像ごとに画質設定(色域/ガンマ/色温度など)を自動で切換えることが可能です。

  • あらかじめPayload IDごとの画質設定(ピクチャーモード)を設定した場合。

User LUTインポート機能

2020年ファームウエアアップデート

従来の「.clut」に加え、シネマカメラメーカーから提供されている各種LUTや、カラーグレーディングソフトで作成したユーザーLUTをディスプレイ本体にインポートする際、ファイル形式が「.cube」の1D/3D-LUTをディスプレイに直接インポートすることが可能になります。

画像:User LUTインポート機能

シグナルモニタリング

入力信号エラー(無信号/非対応信号)、2SI信号の接続順番間違い、SDI信号のCRCエラーの警告表示、およびエラーの履歴表示が可能です。接続チェック時やトラブル発生時、エラーの状態と該当端子を把握することにより、迅速かつ的確な対応をサポートします。また、8K 2SI信号の入力時、表示していない端子の信号を警告表示したり、一定間隔で表示を切り換えたりすることも可能です。

信号エラー表示例

画像:シグナルモニタリング

2020年ファームウエアアップデート

また、電源オフ/オンした場合でも履歴が保持され、USBメモリに履歴を出力することができます。これにより、エラーの発生日時とエラー内容を確認することで、原因解析や問題切り分けに役立てることができます。

画像:USBメモリに出力

ディスプレイ設定連動

複数のキヤノン製ディスプレイをLANケーブルで接続し、画質設定の一括反映やチャンネル切り換えが可能です。DP-V2411間はもちろん、異なる機種との設定のエクスポート/インポートも行え、効率よく映像を確認できます。

  • 接続されたディスプレイのファームバージョンは、すべて最新であること。動作確認済み最大連動可能台数:32台
  • 異なる輝度性能のディスプレイ間の場合、意図した輝度設定にならない場合があります。

カメラ連携機能

カメラメタ情報表示/画質連動機能
[CINEMA EOS SYSTEM] [ARRI社カメラシステム] [Panasonic社カメラシステム]

カメラのメタ情報を取得、表示。さらに、取得したメタ情報に基づき、自動的にディスプレイの設定を切り換える画質連動機能を搭載。逐一ディスプレイの設定を切り換える手間がありません。

Logプリセット
[CINEMA EOS SYSTEM] [ARRI社カメラシステム] [Panasonic社カメラシステム]

CINEMA EOS SYSTEMのCanon Log~Canon Log 3をはじめ、各社カメラシステムのLUTをプリセット。別途LUTをインポートする手間を低減できます。

RAW対応
[CINEMA EOS SYSTEM]

CINEMA EOS SYSTEMのカメラで撮影したRAW映像をディベイヤーし、モニタリングが可能です。外部ディベイヤー機器が不要で、機材の削減や撮影の効率向上に貢献します。

  • 画像はイメージです。OSDメニューや機能は変更される場合があります。

その他の機能

  • 広視野角(上、下、左、右89°)
  • ズーム機能
  • 2K/フルHDスケーリング機能(シェープトレース/バイキュービック/ニアレストネイバー)
  • CDLプリセット/マルチLUT
  • スクリーンキャプチャー
  • ピーキング
  • テストパターン表示
  • マーカー(アスペクト/セーフティゾーン/エリア/センター/グリッド)

2020年ファームウエアアップデート追加機能

  • User LUTに1D-LUTファイルのインポート機能を追加
  • User LUT処理前後でのレンジ変換機能を追加
  • ピクセル値チェック 色度図表示機能を追加
  • オーバーレンジ 機能拡張
  • マーカー機能拡充
  • SD-SDI表示時の表示サイズ(4:3/16:9)設定を追加
  • HD/SD-SDIの自動判定による表示切換を追加
  • GPI設定 「マーカー1~3、モノクロ、ブルーオンリー、レッド/グリーン/ブルーオフ」を追加
  • その他、操作性及び表示改善
  • 画像はイメージです。OSDメニューや機能は変更される場合があります。