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土屋 勝義 G1 X Mark II

写真:土屋 勝義氏

東京工芸大学短期大学、六本木スタジオ勤務を経て、篠山紀信氏に師事。
1989年に独立、土屋勝義写真事務所開設。
タレント、アーティストの撮影を手がける。

インプレッション

どんな撮影シーンでも、期待以上の性能で応えてくれる。

 
写真:F2.8 1/1250sec ISO400

チルト液晶を使い船べりから撮ったものです。不安定な船の上でも、高速AFが巻き上がる水の一瞬の表情をとらえています。

F2.8 1/1250sec ISO400

「どこまで撮れるかな」と京都に持っていったPowerShot G1 X Mark IIですが、その実力は予想以上でした。画質はご覧のとおりの高画質。レンズが明るいだけではここまでの質感は出ません。専用レンズに合わせて開発された1・5型の大型センサーと新しい映像エンジンDIGIC 6のおかげなんでしょうね。これで今まで絞っていたシーンも開放側で安心して撮れますし、被写界深度を浅くしてのボケもしっかり表現できる。これは大きな武器だと思いました。普段一眼レフを使っている目からしても、画質は十分納得できるものです。同様に、操作感の面でも、一眼レフに近い感覚で使うことができました。
操作感は言葉にしづらい部分ですが、例えばレンズ鏡筒部のデュアルコントロールリング。今回、京町家でのポートレート撮影では、リングに「ホワイトバランス」を割り当て、空間の赤みが表現できるよう手元で切り替えて撮影しています。周囲の雰囲気を壊さないように、シャッターは消音に。こうした機能のおかげで、町家の落ち着いた静けさを表現するのにふさわしい一枚になったと思います。

AF枠が31点に増え、しかも速く、しっかり合わせてくれるので、川下りの撮影でも安心してシャッターを切ることができました。棹が川面をかきあげる瞬間を収めた一枚は、チルト液晶を使って、船べりから撮ったものです。信頼できるピント性能、描写力を持つG1 X Mark IIだからこそ可能な一枚だったと思います。ここではリングを使ってシャッター速度を切り替えました。カチカチと設定を切り替えるクリックリングと、粘り気のある動きのスムーズリングで、それぞれ手触り・操作感を変えているのも高級感があり、使っていて楽しかったですね。

 
写真:F2.2 1/800sec ISO1600

西陣織の機織りをしている職人さんの手です。最短撮影距離が短いから、これだけ寄っても撮影でき、広角側でもきれいにボケを表現できています。肌やシワの質感、手の表情もしっかり描写できました。

F2.2 1/800sec ISO1600

今回は京都の風景、人々の暮らしのワンシーン、モデルを使ったポートレートまでさまざまな被写体を撮りましたが、G1 X Mark II1台で十分に対応することができました。あらゆるシーンで使えるカメラだと思います。一眼レフ並みのコンパクトデジタルカメラという意味ではほぼ完成形、個人的には従来のコンパクトの限界を越える、これからの新しいデジタルカメラになるという可能性を感じます。

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