お祝い事で使うご祝儀袋。
せっかくならこだわりたいものですが、いざという時に買いに行く時間がなかったり、ピンと来るデザインに出会えなかったり。
そこで今回は、結婚の場で贈るご祝儀袋の作り方をご紹介したいと思います。
しっかり準備して手作りしたご祝儀袋には想いがこもるもの。
好みの紙を用意して、ぜひ挑戦してみてくださいね。
・土台となる紙 (今回は画用紙を使用しました)
・内袋(今回はNEXTWEEKENDSTOREで販売中の「一年分まとめて作りたい、お祝いのためのアイテムセット」に含まれる内袋テンプレートを使用しました)
・好みの絵柄紙(クラフト紙や和紙もおすすめ)
・短冊
・テープのり
・はさみ又はカッター
まずは画用紙を使って、ご祝儀袋の土台を作りましょう。
今回用紙した画用紙は35.3cm × 25.6cmのサイズ。
縦を3cmカットして、約35cm ×約 22cmの長方形の紙を用紙します。多少ずれても問題ありません。
1. 左端から内袋1枚分の余白を取り、内袋を置きます。
2. 内袋がちょうど隠れるように、①の点線を中央に向かって谷折りします。
3. ②の点線に沿って右端も谷折りします。
4. 中の内袋が折れないように、③④の点線に沿って後ろへ折ります。
土台が完成したら、好みの絵柄紙を2種類用意して
ご祝儀袋らしく華やかにカスタマイズしましょう。
1種類は柄もの、もう1種類はクラフト紙や和紙といった
シンプルなものがおすすめです。
1. 好みの絵柄紙(A4紙)を3cm幅の帯になるように縦にカットします。
2. 土台の右端を開き、1枚目の絵柄紙を土台の表左端に合わせて貼り合わせます。
3. 2枚目を、右扉から1cmほど飛び出るように裏から貼り合わせます。
4. たたみ直して上下を後ろへ折ったら完成。
ご祝儀袋の表側と内袋の表面は、
同じ方向を向くように包みましょう。
また、内袋に入れるお札も、
肖像画のある表面を向くように入れるのがマナーです。
ご祝儀袋の裏側は、折り返しが重なるようになっています。
結婚式などお祝いの場では、この折り返しの順序に注意。
下の折り返しが上を向くように重ねましょう。
結婚式で使用するなら、上部に「寿」と書いた短冊を中央に貼ります。
カジュアルなパーティーなら、「結婚祝い」や「Happy Weddidng」と書かれた短冊もOK。
短冊の下には贈り主である自分の名前を楷書で記載します。
この時、慶事用の筆ペンを使用するのがマナー。
弔辞用の薄墨は使用しないように気をつけてくださいね。
一生に一度きりが望ましい結婚の場には、ほどくのが難しいとされる「結び切り」「あわじ結び」の水引を使用しましょう。
目上の方や格式の高い結婚式には水引糸を結ったものを使うのがベターですがカジュアルな式には好みの水引デザインを使用するのもおすすめです。
結婚というお祝いの場には熨斗をつけるのがマナー。
熨斗シールといった便利なアイテムも販売されていますがここでは折り紙で作る熨斗をご紹介します。
1. 3cmの正方形に切った折り紙、細く切った金の折り紙を2枚用意します。
2. 折り紙を三角形に折ります。
3. 1度開いて、下から上に向かって広がるように、左端を斜めに折ります。
4. 【2】でつけた中央の折り線に沿って、左端を折り返します。
5. 右端でも【3】と【4】を繰り返します。
6. 熨斗の形が完成しました。
7. 【6】を一度開き、中央に金紙を貼り付けます。(熨斗鮑の簡易代替となります)
8. 熨斗を閉じて、細く切った金紙で封をします。
9. 様々な色で作れば、カスタマイズがもっと楽しくなります♩
結婚のお祝いの場では白をベースに、赤と金を使用したものが格式のあるご祝儀袋だとされていますが
最近では、カジュアルなパーティーシーンに向けた様々な色の組み合わせのご祝儀袋も増えています。
目上の方に贈るもの、気のおけない友人に贈るものなどシーンごとに色を使い分けて、お祝いの気持ちを伝えてみるのはいかがでしょうか。