カテゴリーを選択

トップ > ITのチカラ [Vol.8] 車載ソフトウエア開発サービス > P3

ITのチカラ Vol.8 車載ソフトウエア開発サービス

自動車向けソフトウエアプラットフォームの開発を行うAPTJ社に参画し、車載ソフトウエア開発事業を加速するキヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)。これまでの取り組みと今後の方針を、キヤノンITS インダストリーシステム事業本部の橋本真幸、雨宮佑樹、APTJ 開発部の川村和義、品質保証部の佐藤友紀が解説する。

  • Twitter
  • Facebook
  • ITのチカラ
  • 2017.12.01

[Vol.8] 車載ソフトウエア開発サービス

ポイント3「組込みソフトウエアのニーズが自動車を含む多様な機器で増加する」キヤノンITSが持つ組込みソフトウエアの技術がIoTの普及で生きる

―― キヤノンITSの組込みソフトウエアソリューションについて、今後の見通しを教えてください。

橋本

自動車以外の領域も含め、組込みソフトウエアが必要とされるさまざまな領域の開発現場へ、キヤノンITSの技術やノウハウを提供していきたいと考えています。IoTの普及が加速する中、ネットワークとつながる機器は今後どんどん増えていくでしょう。さまざまな機器でキヤノンが得意とする高度な通信技術や画像処理技術が求められるようになるはずです。自動車で画像処理技術が活用され、道路や前後の自動車、携帯などと通信しながら走行する時代に入っているのはその象徴ともいえます。

技術の進化に伴い、世の中では組込みソフトウエアの出番がさらに増えるでしょう。また、従来は「1対1」でつながっていた機器がネットワークを介して「1対多」でつながるようになれば、必要なソフトウエアの量も増えます。さらにネットワーク化が進めばそれだけセキュリティーの強化も求められると考えられます。今後は、私たちの強みである組込みソフトウエアのノウハウ、セキュリティーも含めたITに関する幅広い課題解決力、画像処理などの光学的な知識を持つ人材力などを生かせる場面が拡大すると見ています。

「組込みソリューション」の対応領域

画像:「組込みソリューション」の対応領域

キヤノンITSが手掛ける組込みソリューションの展開は、自動車だけでなく、眼底カメラなどの医療機器、半導体露光装置や自動改札機などの産業機器、スマートフォンなどの情報端末、デジタルカメラなどのコンシューマー機器、デジタル複合機などのオフィス機器まで、多岐にわたっている。

キヤノンITソリューションズの「組込みソリューション」

キヤノンITソリューションズの
「組込みソリューション」

  • 前のページ

    欧州で普及する「AUTOSAR」仕様の
    プラットフォーム開発が進行中
  • 次のページ

    インタビュー
    須田義大さん
    (東京大学 生産技術研究所 教授 次世代モビリティ研究センター長)

C-magazine サイト トップページに戻る

PDFで閲覧する場合は、デジタルアーカイブスへ

このページのトップへ