写真集制作レポート

第1回SHINESに入選した8名が、いよいよ写真集を制作していきます。写真を「撮る」こと、「選ぶ」こと、そして「写真集」という本に仕上げること。それぞれに別の視点が必要です。「写真」から「写真集」へ。その制作過程は自問自答の連続でした。少しずつゴールを見出していく彼らの一部始終をレポートします。

個別ミーティング/
Photographer 赤木遥氏 Vol.2

3rd meeting

マケットを多くの人に見せた結果、判型は小さいほうが「赤木さんらしい」という反応を多くもらったため、B5サイズ程度と決め、写真集の中の写真を、提案してもらったサイズよりひと回り大きくすることにしました。

「文章は1箇所のみ、自分の言葉で入れたい」と赤木氏。
次回の打ち合わせでは、さらに練り上げた案を提出することを宿題として、打ち合わせは終了しました。

※マケットとは写真集の試作のこと。

4th meeting

オンデマンドプリンターのデバイスである、DreamLabo、imagePRESSについて、オフセットの特徴を改めて認識し、紙の選択に入ることとなりました。紙の地色によって写真の見え方は異なるため、地色のバリエーションをいくつか作り、次回の打ち合わせで確認することとなりました。

5th meeting

5th meetingは、地色のバリエーションを確認する会に。以前は、DreamLaboで使用できる紙の白地が気になっていましたが、地色に黄色をのせたことにより、求める質感に近づきました。また、赤木氏が手焼きでプリントした質感と、DreamLaboの印刷の精細さが、赤木氏の求めるものにフィットし、デバイスはDreamLaboに決定しました。

次回までに手焼きプリントの作品をスキャンして出力したものを、束見本にして確認することとなりました。