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トップ > ITのチカラ [Vol.6] AvantStage(アバントステージ) > P1
基幹業務システムに対するニーズの変化に対応し、ERPに代わる選択肢としてキヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)が提供する、基幹業務トータルソリューション「AvantStage」。SIサービス事業本部の加藤 茂、前田貴純、中嶋 研がそのコンセプトや導入の効果などを解説する。
今回のポイント
ケーススタディー
――基幹業務システムについて、近年の環境、企業側の意識やニーズの変化をどう見ていますか。
前田
10年以上前からERP(統合基幹業務システム)導入のブームは何度かありましたが、近年はERP以外の選択肢も豊富になっています。
統合製品であるERPには、データ連係の精度やスピードという点で強みがある一方、データの一元管理という目的からトップダウンで構築されることが多く、現場のユーザーには使いにくいものになることもあります。巨大なシステムですから、適用範囲が広がると構築や保守に掛かるコストも課題になりがちです。
中嶋
この点、各業務に最適化したパッケージを組み合わせてシステムを構築するBest of Breed(ベスト・オブ・ブリード)型は現場での使い勝手が良く、導入や運用コストを抑えられるという特長があり、基幹業務システムの再構築の際に選択肢の一つになってきています。
――キヤノンITSの基幹業務トータルソリューション「AvantStage」について教えてください。
中嶋
「AvantStage」は主に製造業向けのBest of Breed型ソリューションです。従来キヤノンITSが提供してきた業務システムパッケージを組み合わせ、お客さまごとに異なる要件に最適な基幹業務システムを、高品質・短納期・低コストで提供可能です。
具体的には、需要予測・需給計画などのサプライチェーン計画を担う「FOREMAST」、生産管理・原価管理・販売物流システム「mcframe」、生産スケジューラである「ASPROVA」、会計・人事給与システム「SuperStream-NX」、ワークフローシステム構築ツール「Web Plant」で構成されています。
前田
Best of Breed型ソリューションでは、現場が使いやすいパッケージを活用しながら、それぞれの情報をうまく連係させることがシステム構築の鍵になります。
各業務分野で高い評価を受けている業務システムパッケージを組み合わせて、お客さまに適した基幹業務システムをBest of Breed型で提供します。