2017年4月3日2020年12月20日
憧れの一眼カメラを始めてみたいけれど、種類も多くてどうやって選べばいいのかわからない……。 そんな方々のために、カメラ初心者の最初の1台におすすめの人気の7モデルをピックアップしました! 初めてのカメラの選び方から、それぞれの機種のおすすめポイントまでを、徹底的に解説します!
せっかく購入したからには、飽きずに長く楽しめるカメラを選びたいですよね。まずはこれから初めてのカメラを買う方が、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
初めてカメラを購入した人が、使わなくなってしまう大きな理由のひとつが「使いこなせなくて諦めてしまう」ということ。初心者でも簡単に扱えるかどうかは重要なチェックポイントです。また、ただ簡単なだけではなく、自分の撮りたい写真に近づけるようなサポート機能がついているかも気にしておきましょう。
購入後の「難しい」と同じぐらい高い壁として立ちはだかるのは、やはり「重さ」です。せっかく買ったカメラを、面倒だからと持ち歩かなくなってしまうのはとってももったいない! カメラを選ぶときは、そのカメラは自分に合う大きさや重さなのか?ということに注目してみましょう。
記事の最後に大きさ比較を掲載しているので、参考にしてみてください。
ちなみに、そのカメラの種類が「一眼レフカメラ」なのか「ミラーレスカメラ」なのかも大きさ・重さに影響します。くわしくはこちらの記事をご覧ください。
(→初心者向け!一眼レフカメラとミラーレスカメラって何が違うの?おすすめカメラ3選と一緒にご紹介!)
カメラにも、連写が得意なカメラ、風景が得意なカメラなど、色々な性格があります。撮影していくうちに撮りたくなるものも変わっていきますが、カメラを購入したら一番撮りたいものやシーンを思い浮かべながら選ぶと、候補の絞り込みができます。
上記に記載したチェックポイントをふまえ、この記事に掲載している7つのモデルは、いずれも初めての1台として安心して使えるカメラをセレクトしました。
以下の特長は、どのカメラを選んでも搭載されている共通の特長です。
デジタルカメラの画質に大きな影響をおよぼすのが、レンズから入った光を電気信号に変換する「イメージセンサー」です。今回、紹介するモデルはいずれも大型の「CMOSセンサー」を搭載しているので、どれも「イチガン」画質を楽しめるのが最大の特長です。撮影した写真を拡大してもくっきり高画質で、プロのような迫力ある写真が撮影できますし、被写体が浮き上がるような背景をぼかした写真、暗い場所での夜景や人物撮影も得意です。
すべてのモデルがWi-FiとBluetooth機能を内蔵しているので、いつでもスマホからカメラ内の画像にアクセスできます。撮影したその場でスマホに保存して、SNS投稿や友人へのシェアを行うことができるので写真の管理も非常に快適です。
オートモードで簡単に撮影ができることも、共通の特長のひとつです。カメラが撮影シーンや被写体を自動判別して最適な設定を選んでくれるので、シャッターを切るだけで快適に撮影ができます。自分でも撮影できるのか心配な人もこれなら安心です。
それでは、初心者におすすめの7モデルを順番にご紹介していきます。
「EOS Kiss M2」は、2018年ベストセラーのミラーレスカメラとなった「EOS Kiss M」の後継機種です。入門者向け一眼レフカメラの定番「EOS Kiss」ブランドで、ファミリー向けモデルとしての特長はそのままに、静止画/動画撮影時のオートフォーカス性能を向上。動画機能ではSNSへの投稿・視聴も考慮し「縦位置情報」が付加できるようになりました。
・入門者に人気のモデルは安心できる
・とにかく簡単に撮影して自分のこだわりも表現したい
・「一眼カメラらしい」デザインに惹かれる
・動く被写体を撮ることが多い
小型軽量に優れるミラーレスカメラなので、カメラ本体の重量は約387gしかありません(ブラックボディー・バッテリー・SDカード込)。毎日気軽に持ち運ぶこともできるサイズ感ですね。
シャッターを切るだけで、カメラが適切な設定にしてくれるオートモードはもちろん搭載しています。それだけでは物足りないときには、オートモードのまま「クリエイティブアシスト」機能を使用可能。スマホアプリのように簡単に加工を加え、効果を確認しながら撮影ができます。簡単な自動撮影とこだわりの加工が1つのモードで楽しめます。
一眼カメラらしい「電子ビューファインダー」(カメラ上部ののぞき穴)を搭載しているので、液晶モニターでもファインダーでも快適に撮影ができます。モニターはタッチパネルなので、画面タッチだけでシャッターを切ることも可能!
人物の瞳を捉えて追いかけるオートフォーカスの機能が向上し、動き回る子供たちにもピントを合わせ続けるので「撮りたい」と思った瞬間を撮り逃しません。連写は最大で1秒間に7枚(ピントを1枚目固定の場合は9枚)の高速連写が可能です。
「EOS M6 Mark II」は、小型・軽量で簡単に扱えるミラーレスボディーでありながら、プロ向けモデルにも迫るほどの高速連写で決定的瞬間を逃さず撮影できる、入門モデルとしても本格モデルとしても活躍する万能なカメラです。持ち運びやすさと、最新性能の両方を兼ね備えています。
・動く被写体の一瞬を連写でとらえたい
・簡単に撮影して自分のこだわりも表現したい
・最新スペック搭載のモデルがいい
画素数が3000万を超える数少ないモデルで、きめ細かいシャープな描写が可能です。後から写真をトリミングして、被写体を大きく見せても画像が荒くなりづらいというメリットもあります。非常に余裕のある画素数のため、安心して撮影することができます。
被写体にピントや明るさを合わせ続けながら、1秒間に14枚もの写真を撮影することができます。これだけの速さであれば、ペットや子ども、スポーツ、鉄道など、日常的なシーンから特別な被写体まで幅広く機能にゆだねて撮影することができます。さらに、人物撮影の際は瞳AFが有効になるので、動く人物の瞳にピントを合わせ続けてくれます。 RAWバーストモードを使用すればさらに高速の秒間30コマで撮影できるだけでなく、シャッターボタンを押す最大0.5秒前までさかのぼって撮影してくれます。
EOS M6 Mark IIは一見本格的なデザインをしていますが、タッチパネルのみでも撮影・操作が可能です。撮影画面を見ながら自由に設定を変えられるクリエイティブアシストも搭載しているので、オートで簡単に撮影できます。さらにそこに加えて、豊富なダイヤルを回すことで写真の明るさやボケ味などを簡単にコントロールすることができます。
「EOS M200」はこの記事で紹介する中でも最も小型軽量のモデルです。EOS Kiss Mのような一眼らしい深いグリップやファインダーはありませんが、その代わりに価格もお手頃なことや、持ち運びに優れたサイズ感などが人気の理由となっています。
・とにかく小型軽量なモデルがいい
・撮影は液晶モニターのみで十分
・見た目の可愛らしさにこだわりたい
小型軽量に特化しているため、ボタンやダイヤルは少ないシンプルな操作系になっています。たくさんボタンがあると難しそう、という方もこのモデルなら安心です。
小型軽量とはいえ画質は劣りません。大型のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載しているので他のモデルと同様本格画質で撮影が可能です。思い通りの加工ができるクリエイティブアシストモードも搭載しています。
液晶モニターが上方向に180°回転するので、自分撮りがかんたん。美肌モードも搭載しています。
スタイリッシュなデザインも人気の理由の1つ。ボディはホワイト、ブラック、グレーの3色展開で、さらに別売りのフェイスジャケットを組み合わせることで、自分好みのデザインを楽しむことができます。
大きくて重いという印象を持たれがちな一眼レフカメラタイプでありながら、ミラーレスカメラにも匹敵する小型軽量が魅力の「EOS Kiss X10」。一眼レフカメラとしては非常に小型・軽量なサイズ感を実現しています。
・一眼レフカメラならではの光学ファインダーを使いたい
・ミラーレスカメラよりも一眼レフカメラがよいが、できる限り小型軽量なものを選びたい。
ミラーレスカメラにはない一眼レフカメラならではの魅力が「光学ファインダー」。小さな液晶モニターをのぞく電子ビューファインダーとはまた違う、実際の景色をのぞきながら撮影できる快適さがあります。
液晶モニターはバリアングルモニター。どの角度からでもモニターを確認できるので、運動会など人混み越しで撮らなければいけない場合などでも軽快に撮影できます。
カジュアルでわかりやすいメニュー画面、ビジュアルガイドを採用。画面が難しそうだと少し設定を変えるのにも不安になってしまいますが、初心者でも安心して操作ができる画面になっています。
ここまでご紹介してきたモデルはいずれも大型CMOSセンサーを搭載しているモデルでした。最後に、より大型のイメージセンサーである「フルサイズセンサー」を搭載し、さらに本格的な表現ができるモデル「EOS RP」をご紹介します。画質は本格的ですが、もちろん小型・軽量・かんたんというポイントは押さえているのでご安心ください。
(→フルサイズとAPS-Cサイズの違い)
・どうせ買うなら趣味として長く楽しみたい
・他のカメラよりワンランク上の画質で撮影したい
・一眼カメラならではのボケ味を楽しみたい
一眼カメラがスマホよりもいい写真が撮れる理由のひとつが「センサー」です。光を受け止めるセンサーが大きいことで、暗い場所での写真やなめらかなグラデーション表現、立体感を生むボケ表現を楽しむことができます。EOS RPに搭載されている「フルサイズセンサー」は、一般的な一眼カメラの中では最も大きいサイズのセンサー。まさに一眼画質の真骨頂とも言えます。
これまでのフルサイズセンサーモデルのネックは、大きくて重く、値段も高価なものが多かったという点。カメラユーザーの中には「いつか憧れのフルサイズに…」と考える方も少なくないですが、高い壁が立ちふさがっていました。EOS RPではその障壁がついにクリアに。一眼レフカメラのEOS Kissにも匹敵する軽さで、フルサイズ画質を楽しむことができます。
EOS Kissと同様のオートモード、クリエイティブアシスト機能を搭載。本格画質のフルサイズモデルでありながら、初めての人でも使いやすいオートモードも採用しているので、徐々にカメラを使いこなしていくことができます。
オートフォーカスや電子ビューファインダーの性能も非常に優秀。動く被写体にもなめらかにピントを合わせ続け、真っ暗闇でもピントが合うような性能の高さで、暗所での撮影も快適です。
高画質「RFレンズ」に対応。EOS Rシリーズだけに対応している新レンズ「RFレンズ」を使用できます。フルサイズセンサーと相まって、驚くような高精細な画質で表現することができます。