大判プリンターかんたんポスターづくり導入事例を見る
同社では、垂れ幕やポスターを使用した販促活動のほかに、DM送付、手配りのチラシ、「ほそみ『ありがとう』通信」という新聞を発行して、イベント予告や終了したイベントの様子を伝えている。
「新聞やDM、チラシは以前から積極的に取り組んできた集客方法ですが、大判プリンターの導入によりポスターも作るようになりました。導入前に外注で作ったこともありましたが、納期やコスト面などデメリットが大きく、A3サイズのポスターを掲示することが殆どでした。現在は新聞やDMの印刷は外注、ポスター、看板、垂れ幕などの店内装飾は内製というふうに分けることにより、コストと作業バランスが良くなりました。また、店舗に大きなポスターを掲示出来るようになり、お客さまにより鮮明にイベントの内容を伝えることができるようになりました。イベントには、着物を着て京都観光をするツアーがありますが、大判プリンター導入後は参加人数が増えています」(木戸氏)
例年参加人数が10人程度だったイベントが、導入後は20~30名へと、場合によっては50名を超えるものもある。
同社での販促物作成担当者数は社長と木戸氏の2人。業務内容は2人とも、販促物作成のみではない。繁忙期はどのように対応するのだろうか。
「チラシのデータを拡大してポスターにしたり、定例イベントを3店舗でずらして開催し、垂れ幕やポスターで使いまわせる物は使っています。外注との大きな違いでもありますが、納期を気にせずに、納得がいくまで自分たちのペースで製作できます。納期に間に合わなかったということもなく、繁忙期でも販促物製作のストレスは感じなかったですね」(木戸氏)
また、担当者以外の従業員にも導入効果はあったという。
「導入前はA3のカラーコピーを継ぎ足していましたので、貼り合わせ作業などで店舗の従業員の負担が大きかったと思います。しかし導入後は、ご来店頂いたお客さまへのサービスや着付け教室の指導にも集中できるようになりましたし、実際にポスターの内容をお客さまに説明してみて気づいた事などが、本部に意見として返ってきます。本部でも検討をして、現場の意見を採用して新しいポスターを作成する場合もありますので、社内環境的にも良い効果があったと思います」(木戸氏)
今後の営業展開と大判プリンターの活用イメージについて木戸氏は話す。
「弊社は今後も兵庫県福知山市、豊岡市、篠山市、福井県などに出店予定があります。しかし、少子化や着物離れの影響で呉服業界の現状は厳しいです。そういう業界だからこそ横のつながりも大切です。」(木戸氏)
具体的な取り組みとして、『日本きものシステム』という組合に加盟し、同業者との情報交換などをしています。そういったコミュニケーションの中で、新しいイベントの企画が出来ることもあります」(木戸氏)その中で大判プリンターは今後、どのように活用されるのか。
「着物に関するイベントや販促活動も、すべてが出来ることの幅を増やしてかないといけませんね。いつも同じではお客さまも飽きてしまいますから。そういう意味でも、ポスターや垂れ幕は効果的な展示が大切だと思います。ワンパターンにならないためにさまざまなものを参考にしながら、製作物のバリエーションとレベルアップを図ることが目標ですね」(木戸氏)
CUSTOMER PROFILE
創業86年を迎える呉服小売業である。兵庫県内に3店舗ある店舗内では着付け教室を開催するなど、お客さまが着物と末永く付き合えるようなサービスを目指している。
- 社名 : 株式会社細見互福グループ
- 設立 : 1921年
- 本社 : 兵庫県丹波市
- 資本金 : 2,500万円
- URL : http://www.hosomi-gofuku.co.jp/(株式会社株式会社細見互福グループのサイトへ)
公開:2007年8月