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トップ > Cのキセキ Episode.37 「体験価値創造ソリューション」 > P4
政府は少子高齢社会の到来や国際交流の進展を視野に、我が国の重点課題として"観光立国の実現"を目指しさまざまな施策を進めている。そこで欠かせないのが地域固有の魅力を生かしながら新たな価値を創出し、それが効果的に再投資される"持続可能な観光"という視点だ。キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は技術力と表現力を企画プロデュース力で掛け合わせた「体験価値創造ソリューション」を提供し、地方創生のみならず幅広い領域で社会ニーズに応える。その思いに迫る。
このように、キヤノンMJの「体験価値創造ソリューション」には、キヤノンの総合力ともいうべき「表現力」「技術力」「企画プロデュース力」が生かされているが、実はそこにもう一つ、忘れてはいけない重要な要素がある。キヤノンが多くのクリエイターと、長く、そして深く関わってきたという「歴史」だ。
キヤノンは1990年代から2000年代にかけて、さまざまな分野のアーティストとキヤノンのエンジニアがコラボレーションしてメディアアート作品を発表する「キヤノン・アートラボ」を運営するなど、先駆的な文化支援を行ってきた。またキヤノンMJも、文化庁が主催していた「文化庁メディア芸術祭」に、画像情報教育振興協会(CG-ARTS)を通じて構想段階から関わり、企画・運営に協力してきた。阿部はこの運営に参画するなど、そうした歴史に深く関わってきた一人でもある。
「これまでキヤノンは、写真家にとどまらず、さまざまなジャンルのクリエイターと関係を築くとともに、時代の先端をいく表現や文化の創出に関わってきました。そうした歴史がこれからのキヤノンMJ、そしてキヤノングループをけん引する原動力の一つになるでしょう。『体験価値創造ソリューション』への取り組みは、その第一歩でもあるのです」
この「体験価値創造ソリューション」には、興味深い事例がいくつもある。例えば、岐阜市で行われたイベント「ぎふ灯り物語~アート&ヒストリー~」では、土地の歴史や文化に注目し、岐阜城を会場に伝統工芸品である岐阜提灯や岐阜和傘を美しくライトアップ。"SNS映え"するイベントに仕立て上げた。
日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」が立地する和歌山・串本町の旧古座分庁舎のリノベーション事業では、ロケット発射や地元の自然・伝統などを体感できる臨場感シアターといった体験型の映像空間を構築。この施設を宇宙事業関連教育の充実や町民の交流促進、県外からの移住促進といった、町が抱える課題の解決に向けての基点とするグランドプランの立案も手掛けた。
こうした取り組みの広がりについて、「キヤノンが培ってきた技術力、表現力、そして企画プロデュース力が生きる場所はまだまだ日本中にあります。これからも幅広い分野で新たな体験価値を創造し続けていきます」と中農は力強く語る。
にぎわいを生む、地域の力を取り戻す。そうした現場にキヤノンがいる。
「体験価値創造ソリューション」のコンセプト
地域や場所、施設における体験価値の向上など、技術力だけでは解決できない社会課題が増えている。キヤノンMJは、キヤノンの多彩なプロダクトや先駆的映像技術などの「技術力」と、さまざまなジャンルのクリエイターへのサポートを通じて培ってきた「表現力」を、キヤノンMJグループの「企画プロデュース力」によって掛け合わせた「体験価値創造ソリューション」で課題解決に貢献する。