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オフィスで何気なく利用している「複合機」。だが、市場では複数のメーカーが激しくシェアを争っている製品でもある。そんな市場にキヤノンはA3カラー複合機の新モデル「imageRUNNER ADVANCE C5500」シリーズを投入。「User-Centric」をコンセプトに、ユーザーの利便性を徹底的に追求したという開発チームのメンバーに話を聞いた。

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  • 2016.09.01

Episode.14 「imageRUNNER ADVANCE C5500」シリーズ

厳しい市場環境の中で激しさを増す機能競争

写真:宮嶋護 キヤノンマーケティングジャパン(株)のコーポレートシステム企画本部で商品企画を担当する宮嶋 護

多くのオフィスに導入されている「複合機」。コピーやプリント、スキャン、ファクスなど、あらゆる機能を備えたおなじみのオフィス機器だ。キヤノンはこの複合機の分野においても歴史は長く、1970年に国産初の普通紙複写機を発売して以来、80年代には世界初のデジタル複写機を、90年代にはデジタル複合機を発売。時代とユーザーニーズの変化にあわせ、その時々の最高の技術を投入した製品を世に送り出し、多くのライバルと激しいトップシェア争いを演じてきた。カメラやインクジェットプリンターといったコンシューマー向け製品の市場だけでなく、オフィス機器の分野でも確固たる地位を築いているのだ。

そのキヤノンから2016年6月、A3カラー複合機「imageRUNNER ADVANCE C5500」シリーズ4機種8モデルが4年ぶりに発売された。キヤノンマーケティングジャパンで、長くビジネス機器の販売に携わり、商品企画を担当する宮嶋 護は、A3カラー複合機は「最も競争が激しい市場」だと話す。

「国内の複合機市場は、すでに成熟した市場となっていて、新規需要よりも買い替え需要が多いのが特徴です。そうした市場でキヤノンを使っていただくお客さまを増やすということは、ライバルから乗り換えていただかなければならないということです」

市場だけでなく“機能の競争”も激しい。複合機は元来多機能な製品だが、1社が新しい機能を追加すると、ライバルもそれを追って次のモデルで搭載するといった競争が繰り返されてきた。その結果、実に多彩な機能が用意され、マニュアルに記載されている機能の数は膨大だ。

「そんな市場環境の中で、この新しい『imageRUNNER ADVANCE C5500』シリーズは、既存のお客さまに喜んでいただけるだけでなく、ライバルの製品を使っている方もキヤノンの製品を使っていただけるようになる。そんな重要な役割を担える製品になっています」

宮嶋によると、すでに市場に投入された「imageRUNNER ADVANCE C5500」シリーズは、これまでにない高評価を受けているという。では、この新しいキヤノンの複合機は、どんなコンセプトで企画、開発されたのだろうか。

imageRUNNER ADVANCE 【イメージランナー アドバンス】

写真:imageRUNNER ADVANCE

使う人を最優先に考え、一人ひとりに合わせた操作性や生産性を追求する「User-Centric」をコンセプトに“いちばんの使いやすさ”を提供するオフィス向け複合機。2016年6月発売のA3カラー複合機「imageRUNNER ADVANCE C5500」シリーズは、一人ひとりに最適な設定が可能な「パーソナライズ機能」を搭載。業務の効率化や生産性の向上に貢献する。また、カラー/モノクロ同速、毎分35枚から同60枚の出力速度(A4ヨコ)を備え、ファーストコピータイムで業界トップクラス(*1)のモノクロ約2.9秒、カラー約4.5秒を実現したほか、新開発のCS(Consistently Stable)トナーの採用による高品位な出力も提供する。

  • 1 A3カラー複合機(A4ヨコ、毎分60枚クラス)において。2016年5月17日現在。キヤノン調べ

imageRUNNER ADVANCE 製品情報

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