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トップ > Cのキセキ Episode.16 「POWER PROJECTOR 4K600STZ」 > P1
映像の4K化が進む中、新たなニーズが生まれつつあるプロジェクターの世界。そこにキヤノンが送り込んだのがレーザー光源システム搭載の4Kプロジェクター「POWER PROJECTOR 4K600STZ」だ。超高画質かつ世界最小・最軽量を実現した新たなフラッグシップモデルの開発にはたくさんの“キヤノンらしさ”が込められていた。
映像や画像を大画面に映し出す「プロジェクター」。ビジネスの現場に欠かせない存在になっている機器の一つだ。そのプロジェクターの分野に、今、構造の変化が起きつつある。キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)でビジネスプロジェクター市場に長く携わってきた門安 博は、「新しいニーズが育ちつつある」と話す。
「この数年で、プロジェクションマッピングのようなアミューズメント用途が広まってきていますが、航空機のパイロットやレーシングドライバーといったプロを養成するシミュレーターでもプロジェクターが使われるようになっています。曲面スクリーンに精度の高い映像を投影するような使い方です。また、高精度の映像が投影できるようになったことで、デザインや医療といった新たな領域での使用機会も増えています」
同じキヤノンMJで、商品企画を担当する山 和宏は、この「新領域」は成長が期待される分野だと話す。
「ビジネスプロジェクターの中で最も販売台数が多いのが会議室などで使われる『オフィスプレゼン用』で、市場のおよそ9割を占めます。それに加えて、屋外広告などで使われ、明るさや解像度を求められる『業務用』、持ち運び用途として軽さや小ささが求められる『モバイル用』があるのですが、そこに新たな用途が加わりつつあるわけです」
そうした用途で求められるプロジェクターには、特徴があると門安は言う。
「共通するのは、まず何よりも高画質であることです。シミュレーターでは投影される映像の質が厳しく問われますし、それは医療やデザインといった分野も同様です。投影される物が正確に見えるかどうか。そこに大きな価値がある分野なのです。そして急速に進化しつつあるコンテンツの4K化がこの市場においても注目を浴びています」
カメラやレンズはもちろんのこと、プリンターや複写機などの領域においては認知度の高いキヤノンだが、ビジネスプロジェクターの市場においては、様相が少し異なり、キヤノンは“チャレンジャー”という立場だ。そうした立場での戦い方について、門安はこう話す。
「チャレンジャーらしくキヤノン製品の武器を最も生かせる分野に切り込んで勝負をしていくことで、存在感を高めていきます。では、キヤノン製品の武器とは何か。それは何といっても『高画質』という点に尽きると思います」
そんな状況で登場したのが、「POWER PROJECTOR 4K600STZ」だ。キヤノンが自信を持って市場に送り出す、これまで以上の高画質を実現したプロジェクターとは、どんな製品なのだろうか。
「POWER PROJECTOR 4K600STZ」は、レーザー光源システムを搭載しながらも、26kgという世界最小・最軽量(*1)と6000ルーメンの高輝度を両立したキヤノンのレーザー4Kプロジェクター。4K解像度を有するLCOSパネル、最新鋭の光学技術を生かした4K対応光学ズームレンズの搭載により、スクリーンの隅々までゆがみのないシャープな4K高画質を実現。レーザー光源システムの搭載により、長寿命な点、360度設置&ポートレート投写などの自由度の高い設置が可能である点、スマートフォンやタブレットからコントロールできる点なども大きな特徴で、最近注目が高まっている4K高画質プロジェクター市場で大きな話題を呼んでいる。
* 1 レーザー光源を搭載した4K解像度以上5000lmクラスのプロジェクターの体積として。2016年11月8日現在(キヤノン調べ)