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キヤノンが満を持してリリースした「A2」サイズに対応したインクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-1000」。
「PIXUS PRO LINE」と「imagePROGRAF」という、キヤノンが誇る二つのブランドの総力を結集した新しいモデルだ。
ライバルの牙城を切り崩すために、そこには多くの技術と、さまざまな思いが込められている。

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  • 2016.03.01

Episode.12 「imagePROGRAF PRO-1000」

「レッドライン」が示す最高の画質と高い生産性

写真:新徳裕 「EOS」との連携に力を発揮するソフトウエア「Print Studio Pro」などの開発を担当したキヤノン(株)の新徳 裕

『imagePROGRAF PRO-1000』では、デジタル一眼レフカメラ「EOS」との連携にも力が入れられている。例えば、詳細な印刷設定を行うためのツール「Print Studio Pro」は、「EOS」のRAW画像の閲覧、編集、現像を行う「Digital Photo Professional」とシームレスな連携が可能だ。ソフトウエアの開発を担当した新徳 裕によれば、「撮影からスムーズにプリントまで持っていける」点に力を入れているのだという。

「新機能である『コントラストリプロダクション』は、印刷時に起きる写真の鮮明さの低下を抑えるための機能です。『EOS』ユーザーの方であれば、撮影データに発生する光学的なズレを、レンズごとに最適な形で補正する『デジタルレンズオプティマイザ』を活用されていると思います。『コントラストリプロダクション』も考え方は似ていて、プリンターの特性を踏まえ、用紙ごとに最適な画像の補正を行うのです。カメラとプリンターという、画像の入力から出力までを同じメーカーが提供していることのメリットを、ここでも感じていただけるはずです」

こうした「EOS」との連携の証として、「imagePROGRAF PRO-1000」には、キヤノンが持つ光学技術の粋を集めた高級レンズシリーズである「Lレンズ」の鏡筒に付けられている「レッドライン」が入っている。最高の画質と高い生産性。その命題に答えたからこそ許された印だ。

  • 写真:プリンター プリンター本体のシャーシ部の高い剛性とキャリッジが移動するレールの支持方式を強化することで、長尺ノズルのプリントヘッドや、カラーキャリブレーション動作中の振動を抑制して、高画質と高生産性、小型化の両立を実現している
  • 画像:Print Studio Pro 「Print Studio Pro」
    キヤノンの「Digital Photo Professional」や「Adobe Photoshop」などの画像編集ソフトと連携し、高画質プリントを実現するプラグインソフトが「Print Stuidio Pro Ver.2」。操作性や色補正機能が向上し、高品質な作品をストレスなく印刷できる。「EOS」で撮影した際のイメージの持つ鮮鋭性を、より忠実にプリントするための「コントラストリプロダクション」も採用した

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